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スピーカーエッジの種類と性質 加水分解について

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今回は、エッジの種類と性質についてご紹介したいと思います。エッジがなぜ、加水分解を起こすかなど、内部の成分に関しましてもご紹介しますので、是非最後までお楽しみ頂ければと思います。

【エッジの役割】

スピーカーは、振動板、コイル、磁気回路の組み合わせによりできており、コイルに電気信号を流せば、フレミングの法則によって、前後に振動し、空気を振動させ音となります。その磁気回路とコイルの狭いギャップの中でスムーズに振動させる為に凄く重要なパーツになります。

【エッジの種類と音質の変化】

エッジには沢山の種類があります。そして種類ごとに、材質、質量が異なるためそれぞれ音質も変わります。

●ウレタンエッジ

一般的なエッジですが、質量、引っ張り強度もあり、音のバランスがとりやすいエッジ。材質によって劣化しやすい性質。

●ゴムエッジ

質量があり、ゆったりとした力強い低音が期待できます。制振効果は非常に高く、ピークが出にくい為、音の癖が少なく扱いやすいです。ウーファーに最適と思います。

●クロスエッジ

布で形成されたエッジで、質量は軽く、耐久性も高いです。中域から高域にかけて向いているエッジです。ダンプ剤を塗るなどで、さらに音質に変化をさせる事もできます。又、PA用などで使われているシステムは、耐久性と強度をもたらす為、波型となっています。

●フィックスドエッジ

振動板の延長で、一枚で形成されている物です。フルレンジ等に最適と思います。

●ギャザードエッジ

初めて採用したのは、日立のHS-500で、日立の代表とする名機です。伸び、縮みが一定で、ひずみが低減され、foを低くとる事ができます。ウーファーや、フルレンジに最適と思われます。

●エッジレス

代表的なのは、FOSTEXにあり、アコースティック、ローパスフィルターの採用、ダブルダンパーにより精密なピストン運動を実現させています。

【加水分解について】

エッジがボロボロになっている物は、ポリエステル系、ポリウレタン系のエッジが使われています。正規のシステムでも採用されていますが、約5年で、バラバラになってしまいます。ポリエステル、ポリウレタン系の物は、寿命がありますが、軽く、強度があり、ピークを抑えるなど、とても扱いやすい物だからです。

同じウレタンエッジでも、加水分解しにくい性質の物があります。それは、ポリエーテルで形成されたエッジになります。半永久的に使え、軽く、加水分解しにくい性質がありますが、引っ張り強度は少し低下します。いづれを選択するかは使用目的の判断だと思います。

エッジが劣化するのは、ウレタンエッジだけではなく、クロスエッジでも、形状を維持する為、含浸剤が入っているクロスエッジは、時間とともに硬化します。それは、含浸剤の濃度に関係すると考えます。1970年代のシステムに見られます。今回はエッジの種類と性質、加水分解についてご紹介でした。

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