CORAL

スピーカー今は無きコーラルの歴史と誕生

【CORAL 誕生の歴史】

今回はCORALについて、誕生した歴史やパイオニアとの関係、わかった事を記事にまとめてみました。コーラルの誕生や歴史について、書かれている資料を探すのは至難の技でした。インターネット上にも無く、本を探し求め、すごい沢山の本の中から数少ない資料を探し、重要な部分をまとめてみました。この知られていない歴史、この記事はとても貴重な物になると思います。そしてCORALを今まで以上に好きになられるかと思います。是非最後までお付き合い頂けますと幸いです。

目次

●CORAL誕生の歴史

●独立を決意した理由

●福洋電気の誕生

●名前の由来

●CORAL誕生

戦前、福音商会電機製作所、(福音電機)を立ち上げた松本望さん。この福音電機とは、スピーカーの専門メーカーとして事業をスタートされ、現、日本を代表する大手電機メーカー、PIONEERです。

戦争が始まり、松本氏の心の中にはコーン紙の製造工場を持ちたいと、考えられていたようです。当時、すでに自社工場を持っていた、日蓄工業(のちの日本コロムビア)の技術者であった、梅原洋一さんに声を掛けます。それに応えて梅原氏は、日蓄工業を退職され、海軍の音響研究所で、研究助手をしながら、松本氏にコーン紙の工場について、アドバイスをされていたようです。

松本氏は工場建設準備を進める中、戦争後期を迎え、松本氏と梅原氏で共に仕事をするようになりました。ところが翌1946年、梅原氏は一大決心をされ、独立を決意されます。

【独立を決意した理由】

独立を決意したきっかけは、戦争中、終戦後にも、コーン紙の製造工場を作りたいという強い気持ちがあったとされています。

梅原氏は日蓄工業在籍中、日本発の、縫い目無しのコーン紙製造の為、研究を重ねる日々を送られていたようです。当時のコーン紙は、糊付けした張り合わせコーン紙にて、性能の悪い物でした。そこで英国のマルコニー社の縫目なしコーン紙からヒントを得て、コーン紙の研究に力を入れるようになりました。

その研究途中に、日中戦争が始まり、第二次世界大戦の時代になってしまった。
もちろん、日蓄工業は、スピーカーの製造の中止を余儀なくされ、軍用無線機の製造に充てられてしまいました。もちろん、梅原氏のコーン紙の研究も中断を余儀なくされました。

ちょうどその時に、松本氏から、コーン紙の製造工場のお話があったとされています。
しかし、福音電機でも、終戦を迎えるまで、コーン紙の製造工場の建設ができないという状況にありました。そこで梅原氏は、一大決心をされ、独立を決意します。

【福洋電機の誕生】

1946年、福洋コーン紙株式会社設立。
この時、松本氏の気持ちを考えと、辛い気持ちであったと思いますが、松本氏と、梅原氏の中はとても、親密な関係であったというのがわかります。
それは、梅原氏の言葉で、松本氏に対し、多大な後援をしてくれたという言葉が書かれています。そして、試作品の第一号は、真っ先に松本氏の元へ見せに行き、松本氏は、即時注文、福洋コーン紙の一番初めの得意先となりました。

【名前の由来】

福洋コーン紙の名前の由来は、松本氏の福音電機の頭文字、『福』、そして、梅原氏の名前、梅原洋一さんの、『洋』からできており、このお二人の人間関係の中がとても良くわかります。

【CORALの誕生】

ラジオの自作ブームから、ラジオメーカーからの要請に応える形で、ラジオ用のスピーカーの製造に乗り出します。その時に、福洋コーン紙の自社ブランド、CORALを立ち上げました。1948年、福洋コーン紙から、福洋音響株式会社と改め、コーン紙だけではなく、CORALブランドから、スピーカー販売となっていきます。

一方、そのころ、福音電機、(現PIONEER)はラジオや、テレビのクオリティーを必要としないスピーカーの製造、OEM供給先を拡大していきました。おもに、東芝や、三洋電機などの家電メーカーの供給先が増えていきました。現在でもテレビといったらという家電メーカーですね。
ですが、Hi-Fiユース向けとなると、CORALやFOSTEXにお任せする事が多かったようです。

CORALのOEMスピーカーの担当をされていた方の、心に刺さる言葉、『スピーカーの音の良し、悪しはコーン紙と駆動部であるマグネット性能が大きなファクターを占めます』
CORALは元々、コーン紙の専門業者です。しかも福洋音響株式会社と名前を改めたときに、マグネットの供給先である、住友特殊金属からの出資があり、もうすでに良いスピーカーが作れる環境にありました。

こうして、CORALの数々の素晴らしいスピーカーが誕生していきます。
福洋コーン紙株式会社設立時、当時、梅原洋一さんは三十二歳だったようです。戦災で、家を焼かれ、落ちていた包装紙を見つけては、夜なべをし、図面を書かれていたようです。

この行動力と、コーン紙に対しての想いは凄まじいものだと感じました。
歴史はここまでとし、しばらくは、CORALのユニットの記事が書ければと思います。
このCORALの歴史と、システムが、次の世代へ残さないといけないと強く思いました。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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