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ナショナル EAS-20PX85 フルレストア

【ナショナル EAS-20PX85】

今回は、Nationalの複合型ユニットのご紹介を含め、エッジを張り替え、各パーツのメンテナンスをご紹介したいと思います。なかなか内部がどのようになっているのか、見ることができないと思いますので、是非お楽しみ頂ければと思います。

目次

●エッジの張り替えメンテナンス

●フレームと磁気回路

●トゥイーター

●塗装

●スペック

1960年代の後期に一本5400円で発売されたと情報があります。8インチ、20㎝の2WAY、複合型のユニットで、正面についている大きなホーンがとても魅力なユニットになります。詳しい情報が無いため、画像を使って、内部をご紹介できればと思います。

【エッジの張り替えメンテナンス】

エッジはポリエステル系、又はポリウレタン系のウレタンエッジになります。加水分解を引き起こし、エッジは既に跡形もなく無くなってしまっています。今回は、加水分解を起こさないポリエーテル系のウレタンエッジを使って綺麗にしたいと思います。加水分解を引き起こすエッジにつきましては、別記事で詳しくご紹介してあります。合わせて読んで頂けますと幸いです。

早速、パッキンと、トゥイーターを外していきます。このパッキンを外し、接着剤を丁寧にとる事で仕上がりが変わりますので、時間をかけて接着剤を丁寧に取ります。パッキンはゴム製でした。

【フレームと磁気回路】

ダイカストのフレームや、ホーンでとても高価な作りです。磁気回路はアルニコマグネットになります。ウーファーの磁気回路まで、今回ご紹介する事ができないのですが、直径30mmのアルニコのマグネットが三個入っているという情報があります。低域は8,000gaussの磁束密度と、高域は12,000gaussの磁束密度も備えています。今回は、ギャップ内にゴミが入っているようで、かすかに擦っている状況にあります。センターキャップを時間をかけて丁寧に外し、ギャップの清掃を行います。ギャップが狭く、凄く高度な作りです。

ギャップを清掃し、コーン紙の縁を仕上げ、エッジを張っていきます。

【トゥイーター】

続いてトゥイーターをメンテしていきます。振動板は、ポリエステル振動板となっております。ネットワークは、ホーンの後ろに綺麗に収められています。振動板は50年以上経過した今でも綺麗な状態でした。このアルニコのホーン型トゥイーターは22,000Hzまで再生してくれます。

【塗装】

続いて、このユニットの顔となる、使用感が強めなダイカストフレームの、ホーンの傷を綺麗にし、塗装を施します。画像左がbeforeで、右がafterになります。オリジナルのホーンはかすかに、ゴールドが混じっている色合いです。今回はそのオリジナルに近い色がなく、目立つようホワイトで塗装を施します。

丁寧に全て戻し、組み上げていきます。ご覧の通り、綺麗にメンテナンスができました。




【スペック】

型式 EAS-20PX85NA
インピーダンス 8Ω
INPUT 16W
最低共振周波数(fo) 25Hz~45Hz
重量 3、4㎏

 

今回は、松下電機のブランド、ナショナルのユニット、(現Panasonic)のご紹介となりました。メンテナンス、内部まで見る事で、非常にコストのかかっている作りであるというのが良くわかります。ダイカストフレームを用いたフレームやホーン、磁気回路に至るまで、美しく豪華なユニットのご紹介でした。

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