dynaco/scan-dyna

dynacoダイナコ/scan-dynaスキャンダイナ システム紹介と内部

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【dynaco / scan-dyna】 

今回は、70年代前半に発売された、北欧、デンマークのシステム、dynaco(ダイナコ)、スカンジナビアのシステムscan-dyna(スキャンダイナ)について、それぞれ御紹介したいと思います。

目次

●dynaco A-25XS

●ユニット

●スペック

●dynaco  A-25/scan-dyna A-25

●エンクロージャー

●ウーファー

●トゥイーター

●ネットワーク

●スペック

今回は、dynaco A-25XS、dynaco A-25、scan-dyna A-25と三機種あり、それぞれ個別にご紹介しようと思ったのですが、残念ながら構造的に、ユニットが取り外せない作りであったり、正面のネットが外れなかったりと、ブログ泣かせな出来事が続いた為、三機種を一つの記事にまとめてボリュームのある記事にしようと思います。scan-dyna A-25につきましては、内部までご紹介する事ができました。

自然で爽やかな高域、透き通った音が綺麗に広がっていくのがdynaco/scan-dynaの特徴だと思います。その音質から、現在でもとても人気のシステムで、当時大ヒットした理由がとても良くわかります。

【dynaco A-25XS】

A-25XSは、1970年代前半にA-25の改良型とされ発売されました。背面には、オリジナルのシールが貼られています。表記されているA-25XSの最後のSは判子になっております。そのシールの判子が日焼けや、経年とともに消えてしまっている物を多く見かけます。

外観は、美しいウォールナットのエンクロージャーで作られ、低域には25㎝のウーファー、高域には直径37mmのソフトドームトゥイーターの2wayのシステムになります。サランネットはもともと取り外しができない構造で、オリジナルの状態は、外れないようボンドで取り付けられています。ネットを外す際は、左下のdynacoのロゴの後ろに、マイナス頭のネジでバッフルと固定されており、正面のネットを外す際は、ロゴを外さなければいけません。

【ユニット】

低域は、25㎝のウーファーにて、情報では、従来のA-25の改良型とされています。フレームはもちろん、磁気回路まで改良がされているようですが、dynaco特有の粘着剤が強力につけられており、フレーム形状も変わりバッフルとの隙間なく、外すことができません。25XSのウーファーは、ハナタレの部分に、黄色で色付けがされているのが特徴です。エッジはラバー製(ゴムエッジ)で、低音は色付けすることなくリアルな音を再現していると思います。又、ダンプドバスレフの採用により、豊かな低音を実現しています。A-25XSのダンプドバスレフは、トゥイーターの上についています。

ドーム形状、寸法は従来のA-25と同じようですが、正面の保護メタルは、ネジ式から接着剤によって固定されており、外すことができませんでした。
トゥイーター周りの三本のボルトを外すと、プラスチック製のリングを外すことができ、フレームを見ることができますが、こちらもウーファー同様に、メーカー特有の粘着剤でとめられており、外すことはできません。外す事はできませんが、この粘着剤も、共振など様々な悪影響を防いでくれていると思います。背面には、高域の音圧を調整できる5段階のレベル調整を備えています。好みにあった音質で楽しむことができます。

【スペック】

dynaco  A-25XS
再生周波数帯域 32Hz~20,000Hz
入力 35W MAX90W
出力音圧レベル 88㏈/W
インピーダンス 8Ω
重量 9,15㎏
サイズ H500mm×W290mm×D250mm

【dynaco A-25/scan-dyna A-25】

Maid in DENMARKのダイナコと、Maid in SCANDINAVIAのスキャンダイナのご紹介です。今回ダイナコA-25の方、一度メンテされているようで強力についている為、残念ながら外せませんでした。ユニットの構成は同じですが、当方が持っている二つのシステムのダンプドバスレフの位置は、ダイナコはトゥイーターの上に開口があり、スキャンダイナはウーファーの下に開口があります。インターネットや、いろいろなSNSなどで調べると、バスレフの位置、トゥイーターの形状が同じ型式でも異なる種類があり、メーカーのシリアル番号による形状の違いなのか、それぞれ異なる選べるシステムがあったのかは、わかりませんでした。

【エンクロージャー】

エンクロージャーは、ダイナコ、スキャンダイナと同寸法の、H500mm×W290mm×D250mmとなっており、25シリーズは共通のサイズのようです。美しいウォールナットのキャビネットとなります。スキャンダイナは、正面バッフル周りにアルミで縁取りされています。システム全体の重量は、ダイナコが9,75㎏、スキャンダイナが8,99㎏でした。

【ウーファー】

ウーファーは、ダイナコ、スキャンダイナと共通で25センチのコーン型ウーファーにて、ユニットの質量は共に非常に軽いです。磁気回路は、アルニコになります。

内部の画像は全てスキャンダイナ(Mide in SCANDINAVIA)になります。

【トゥイーター】

正面のネジでとりつけられている保護ネットを外し、ドームの直系を測りますと37mmのソフトドームとなっています。磁気回路はアルニコとなっています。

【ネットワーク】

ボックス内部に敷き詰められたガラスウールの吸音材の奥にネットワークがあります。再生周波数特性は、32Hz~20,000Hzとなっております。5段階のレベル調整を背面に備えており、好みの音質で楽しむことができます。

 

【スペック】

scan-dyna  A-25
再生周波数帯域 30Hz~20,000
入力 35W MAX60W
クロスオーバー周波数 1,500Hz
出力音圧レベル 89㏈/W
インピーダンス 8Ω
サイズ H500mm×W290mm×D250mm
重量

dynaco A-25       【9,75㎏】    

scan-dyna A-25     【8,99㎏】

色付けのない自然な低音や、綺麗に広がる高域、透明感のあるとても魅力な音質なイメージを与えてくれる素晴らしいシステムのご紹介となりました。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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