PIONEER

パイオニアS-X20 オールダイカストフレーム

【PIONEER S-X20】

今回は、1980年頃発売された、パイオニアの小型のシステムで、ぜひご紹介したい部分がキャビネットにあります。フルアルミボディーのキャビネットで、重量があります。今回は、こちらをメンテナンスしながら内部をご紹介したいと思います。

目次

●ウーファー

●コーン紙の着色

●トゥイーター

●アルミダイカスト キャビネット

●ネットワーク

●スペック

1980年頃、販売当時ペア39,400円のシステムでした。パイオニアの小型高性能スピーカーシステムとされ、当時、非常に分厚いダイカストフレームで、一本の重量が5,5㎏あるシステムに驚かれた方は少なくないかと思います。

【ウーファー】

低域には13センチのコーン型ウーファーが採用されており、100mm口径の大型磁気回路が使われています。センターポールには、放熱や、背圧対策の孔が開けられています。コーン紙表面には凹凸が見られ、特殊な抄紙となっています。エッジには、波型形状の布素材で、しなやかなピストンモーションを得ています。



【コーン紙の着色】

今回は、振動板表面に汚れの付着があり、経年による色褪せ、シミがあり、クリーニング、着色処理を施しました。左が着色前で、右が着色後になります。

 

【トゥイーター】

高域のトゥイーターには、2,5㎝のソフトドームトゥイーターが採用されています。磁気回路には、直径65mmのフェライトマグネットが使われています。

【アルミダイカスト キャビネット】

エンクロージャーには、高価な分厚いアルミダイカストのキャビネットに、アルミの無垢材の一枚板を削り出して製作された、正面バッフル板を使用した密閉型構造で、内部に定在波などを制御する強靭なバッフル、キャビネットとなっています。各ユニットの全面にはプロテクターとして音響的に劣化の少ないメッシュの網が装着されています。その外周部分には高級感あふれる無垢材のアルミリングが接着されていました。



【ネットワーク】

内部に入っているガラスウールの吸音材を外し、ネットワークを見る事ができます。ネットワークは、基盤でターミナルに取り付けられており、クロスオーバー周波数3,000Hzに設定されています。背面のターミナルは、小型のマイナスのネジ式の接続部となっております。

【スペック】

再生周波数帯域 60Hz~20,000Hz
インピーダンス 6.3Ω
最大入力 60W
クロスオーバー周波数 3,000Hz
外形寸法 W166mm×H266mm×D185mm
質量 5,5㎏

小型でありながら、クリアな音が自然に広がるのが凄くわかるシステムです。ダイカスト制の強靭なキャビネットの影響力はとても大きいと思います。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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