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真空管アンプ 6L6系 シングルアンプ 

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【6L6系シングルアンプ】

今回は、6L6系のシングルアンプについて記事にしてみようと思います。40年近く前に三栄無線からKITとして発売された物で、いろいろなキャラクターを使って楽しむ事ができます。この記事を読んで頂いて、何か参考にして頂ければとても嬉しいです。

目次

●三栄無線のKIT

●外観寸法

●真空管アンプの楽しみ方

【三栄無線のKIT】

40年近く前の三栄無線の6L6GC+ECC82(12AU)のシングルアンプで『SA-5300MkII』を使ってご紹介したいと思います。当時はKITで販売されていたもので、実態配線図と組み立てマニュアル通りに組み立て、半田コテの使い方がきちんと出来れば初心者の方でも簡単に組み立て可能な物でした。組み立て時に特に注意した点は、真空管ソケットの向きや、ブロックコンデンサーの取り付け向き、トランス等の大型部品の傷防止対策などで、ビニール袋やエアーキャップを使って保護する工程でした。真空管アンプの入門機としては、価格、デザイン、性能も含めて最高のKITであったと思います。

【外観寸法】

外形寸法は、巾355mm、高さ170mm、奥行190mmです。

残念ながら当時の資料はないですが、6L6の初期開発品は、RCA社のメタル菅から始まり、その後6L6G、6L6GBが出来、6L6GC、5881へと進化していったようです。6L6系の真空管は多様に渡って比較的安価で様々な物が存在し、シングルアンプは、Lch、Rchのバランス調整はボリュームの調整で簡単にできるので、気分に応じて差し替えて音の変化や、外観の違いを楽しめることと思います。

【真空管アンプの楽しみ方】

真空管は交換性があり、差し替えて音楽を楽しめます。それぞれに、違ったキャラクターがあり、外観、仕上がり、ヒーターのコントラスト、スピーカー経由しての音の粒立ち、音像の奥行、定位、様々なパラメーターはどれが一番良いか、人それぞれ違いますので、どれが一番良いかは甲乙つけがたいものです。これが、真空管の魅力であると思います。又、現在もオーディオ愛好家から愛される要因の一つなのかもしれません。

史上初の、ビーム出力菅は歴史が古く、1936年のRCAから発売された物になります。当初軍用菅として作られたようです。写真に写っている物は、戦後の物ですが、メタル菅と呼ばれているこの黒い真空管はEL34同様にギターアンプ等の電子楽器向けとされ、古くからFender、Gibson、Marshall等の多数の楽器を扱うメーカーが採用している真空管になります。このRCAの6L6の真空管から、6L6系のアンプの歴史が始まりました。

下記にいろいろなバリエーションで、各メーカーの真空管に差し替えて、雰囲気、真空管サイズをご紹介したいと思います。

 

●RCA メタル菅 6L6 made in USA 【Φ32-高さ93mm】

●RCA VT-115A made in USA 【Φ51-高さ115mm】

●Westing house 6L6G made in CANADA 【Φ51-高さ116mm】

●SYLVANIA 6L6GC made in USA 【Φ38-高さ93mm】

●Electroharmonix 6L6GC made in RUSSIA【Φ36.5高さ93mm】

SOVTEC 5881WXT maid in RUSSIA 【Φ36.5高さ86mm】

●Philips 6L6GB made in USA【Φ35-高さ73mm】

●SOVTEK 6L6GB made in RUSSIA【Φ37-高さ93mm】

●東芝 6L6G made in JAPAN 【Φ50-高さ118mm】

●Shuguang 6L6GC made in CHINA【Φ44-高さ89mm】

●メーカー不明 ElectronTube 6L6GC 【Φ44.5-高さ90mm】

●メーカー不明 KT66 【Φ51.5-高さ114mm】

真空管アンプでの、音作りは、交換性があり、音でのキャラクターや、目で感じるレトロな雰囲気、個々に持つ好きな音を楽しめるかと思います。この記事を読んで頂いて、参考の一つにしていただければ幸いです。

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最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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