AIDEN

アイデン aiden AW-150X 今はもう無き凄いメーカーとユニット

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【aiden AW-150X】

今回は、幅広くOEMの供給をしていたメーカー、aidenの最高峰、15インチ、38㎝のウーファーユニット、AW-150Xについて各部分を詳しくご紹介したいと思います。このユニット、現在では手に入らず、超激レアのユニットだと思います。詳細な画像もあまり無く貴重な資料となります。

目次

●歴史

●ユニット

●磁気回路

●激レア保証書と特性

●スペック

今回は、1970年代に発売された、アルテックの604-8Gについてご紹介したいと思います。前回ご紹介しました、アルテック604Eよりもやや新しいモデルとなっていますが、604の初期オリジナルの開発は、1944年頃から開発されているシステムとなっており、この年代アメリカでは、各メーカーから複合型スピーカーの開発が盛んな年代であった黄金期と呼ばれていた年代です。現在では到底作る事ができない、贅沢で、凄い複合型のシステムをご紹介したいと思います。

【歴史】

アイデンは、1961年、スピーカーに着手して以来、地道な発展と、長い歩みからの技術の蓄積、数々の経験をもとに、常に議論されていた事は、『美しい音、愛される音とは何なのか』を追求し、メーカーの最終的テーマは、『あたたかみのある音』を追求し造られていたようです。

OEMの供給先は、様々で多用に渡っておりますが、その中でも、国内でも有数の高級機を扱っていた、日本音響電気株式会社(マクソニック)も、aidenと繋がりがあったようです。当時の日本音響電気株式会社の社長であった小林社長は、日本航空機123便の墜落事故により、逝去されたため、この事故によって、当時のマクソニックは無くなってしまいました。

【ユニット】

低音域の再生は常に大きなテーマとし高耐入力で広ダイナミックレンジなどの基本的な性能をフルに発揮できるよう設計開発されて作られました。この総重量、11.38㎏あるこのウーファーユニットの振動板は、マクソニックや、アルテックと同じ米国ホーレー社製のコーン紙を採用しています。エッジは波型のフリーエッジにALTEC同様、ダンプ材が塗られ、aidenのAW-150Xのエッジのダンプ材もまだ、生きており、とてもしなやかな動きが見られます。

ピストンを支えるダンパーは、布製の波型のダンパーにてしなやかに昇降します。

【磁気回路】

磁気回路には、超大型のアルニコ、ツボ型ヨークを採用し、ポールピースには純鉄に水素アニール処理を施しています。アニール処理とは、熱を加えることによって、材料の残留応力を取り除き、変形を防ぐ処理のことで、歪みの発生を抑え、熱処理をする事で、強靭な物にしています。こちらの磁気回路は、ALTECの515Bの磁気回路と同じ大きさです。フレームは部厚いダイカストフレームで、美しい細かな凹凸塗膜にてとても綺麗に仕上げられています。

【激レア保証書と特性】

当時、aidenは埼玉県の大宮の大和田に工場がありました。当時の保証書と、150Xの周波数特性です。40年前の主流の測定器、B&K社で測定した物です。出力音圧レベル/一本の測定で、300Hz、400Hz、500Hz、600Hzの4POINTでの平均でおおよそ101㏈/W/1m位いかと思います。ALTECと同じような高能率ユニットです。

【スペック】

仕様 38㎝コーン型ウーファー
入力 150W
インピーダンス 8Ω
再生周波数帯域 25Hz~2,000Hz
出力音圧レベル 101㏈/W/1m
重量 11.38㎏

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