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スピーカー 構造について 各部のパーツと役割

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今回は、スピーカーの構造についてご紹介したいと思います。スピーカーは、磁気回路、ボイスコイル、振動板(コーン紙)が主要な物でできております。70年代に主流であった、アルニコモデルのスピーカーの各パーツを細かくご紹介できたらと思います。

【 A 】ヨーク

帯状の軟磁性体材料を四角に折り曲げた物で、スピーカーユニットの磁気回路のベースとなる部分です。マグネットの磁力を効率よくポールピースの磁力の磁場に伝える為の部品です。内磁型と外磁型があり、上記の図は内磁型です。

【 B 】マグネット

アルニコの磁石は、アルミ、ニッケル、コバルトで円柱状に形成されたマグネットで、アルニコ磁石は地球磁場の約3,000倍に相当する、1,500Gauss程の強い磁束密度を持つマグネットです。欠点は、保持力がそれほど大きくない為、反磁界の大きい薄板形状では、自己減磁のため使用する事が出来ないと言う欠点があります。

【 C 】ポール

ヨークと、ポールの隙間にギャップという、ボイスコイル ボビンが振動する為の隙間(磁場)を作る為の部品です。

【 D 】カラー

磁場の安定と、磁気回路の補強、ゴミの混入を防ぐ為の物です。

【 E 】ボイスコイル

音の発生源です。ここで発生した振動がコーン紙等の振動板に伝わり、それが音波となり、綺麗な音を聞かせてくれます。ボビンと呼ばれる紙質の芯材や、アルミ箔、真鍮箔、ガラスクロス箔、ノーメックス、ポリイミド材等の様々な素材の周りに線材を巻いて固定した物です。ボビンの一端には振動板(コーン紙)に固定されています。

【 F 】フレーム

フレームは、その背面に磁気回路をネジ止め、又はリベット止め、スポット止め等にして取り付けし、開口面に振動板(コーン紙)を接着する物で、プレスした鉄製のフレームや、アルミニウムを主とした、鍚、亜鉛、アンチモンを加え、溶解加圧、注入鋳造した、ダイカスト製のフレームがあります。

【 G 】ガスケット

エッジを支える役割や、バッフルに取り付け、エアー漏れ、共振をなどを防ぐパーツで、パッキンとも呼ばれています。

【 H 】振動板(コーン紙)

電気信号を受けて振動し、空中に音波を放出する部分で、一番音質に影響する部分です。

【 I 】エッジ

エッジは振動板の円周部分とフレーム部分をつなぐことで、ボイスコイル、振動板を常に正しい位置に保持する為のパーツです。

【 J 】端子

アンプで増幅させた音の信号をスピーカーから出す物で、+と-を間違えて逆に接続してしまうと、作用が反対になってしまい、本来前に出てくる物が凹んでしまうので良い音になりません。

【 K 】金糸線

ボイスコイルへ繋げる為の配線です。

【 L 】コーンアイレット

金糸線とボイスコイルを中継する部分です。ハトメという言い方もします。

【 M 】ダンパー

コイルを正しくギャップの中心に位置させ、両側に接触しないようする為の中心保持器です。ゴミの混入も同時に防いでくれます。

【 N 】ダストカバー

ダストキャップ、チャンバー、センターキャップなど、様々な呼び方があります。コーン型のスピーカーの中央部につけられたキャップの事で、防塵、補強、高音域の拡張など、様々な役割をもっています。コーン紙の振動に伴う空気の動きをスムーズにする為、メッシュの物もあります。

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