DENON

DENON SC-101 ピアレスのユニットを使った高能率システム

【PR】記事内に商品プロモーションを含む場合があります

今回は、古き良き時代の高能率システム、DENON SC101について詳しくご紹介致します。ユニットは海外のピアレス社と共同開発しています。内部まで詳しくご紹介しますのでお楽しみ頂けますと幸いです。

目次

●システム紹介

●スペック

●システム紹介

1979年に発売され、大型のシステムからコンパクトブームへ変わろうとした中、小型ながら当時一本価格が27,000円と高価なシステムでした。高耐入力80W、高能率91㏈のスペックで当時このコンパクトさからは想像もつかないスケールを持ち味とし、『スーパーボーイ』という名がつけられる程のシステムでした。

低域には20㎝コーン型ウーファーを搭載しています。デンマークにあるピアレス社と共同開発したユニットを採用しており、広帯域にわたる理想的な振動運動にて、3,000Hz~4,000Hzの高域までフラットな特性となっています。実際にこのウーファーを触ってみると、コーン紙はとても薄く、薄い中に形状を維持するような粘りがとても強いように感じます。

エッジは、ウレタンエッジにて、エッジ周りのパッキンは、アルミダイカスト製のリングにて、とても頑丈にエンクロージャーに固定されています。このリングを採用することによって、フレーム全周を抑える事ができ、キャビネットに余分な振動が伝わらないように設計されています。磁気回路は直径103mmの大型のフェライトマグネットにて、フレーム、磁気回路は黒く塗装されています。

DENON SC-101用のウレタンエッジは、接着剤付きで販売しておりますので張替えをご検討の方は是非ご検討よろしくお願い致します。

高域は、3.2㎝のソフトドーム型トゥイーターとなっています。こちらもウーファー同様にピアレス社(デンマーク)と共同開発したユニットで、表面の化粧にはアルミダイカスト製のプレートで頑丈に挟み込みエンクロージャーに固定されています。この固定方式は、サンドイッチサポート方式と呼ばれています。

キャビネット内部には、ガラスウールがギッシリと綺麗に収まっています。ネットワークはとてもシンプルな物でクロスオーバー周波数3,000Hzに設定されています。

●スペック

方式 2WAY 密閉方式 ブックシェルフ型
ユニット 20㎝コーン型ウーファー
3.2㎝ソフトドーム型トゥイーター
インピーダンス
周波数特性 45Hz~20,000Hz
最大許容入力 80W
出力音圧レベル 91㏈/W/m
クロスオーバー周波数 3,000Hz
外形寸法 幅240×高さ410×奥行242mm
重量 7㎏
エッジサイズ コーン直径152mm
ロール外形190mm

SC-101は以前メンテナンスを施しております。メンテナンスに使用したおススメ工具等は別記事でご紹介しております。合わせて読んで頂けますと幸いです。

DENON SC-101 レストア 修理 おススメ工具当時このコンパクトさからは想像もつかないスケールを持ち味とし、『スーパーボーイ』という名がつけられる程のシステムでした。外観は、ご覧の通りエンクロージュアは、汚れと小傷でくすんでおり、サランネットはホコリと汚れが見られ、ウーファーのエッジはボロボロに朽ち果て、振動板は変色しています。トゥイーターは、金属部の腐食から粉が出ています。これを全て綺麗にします。おススメ工具もご紹介しますので是非お楽しみください。...

DENON SC-101用のウレタンエッジは、接着剤付きで販売しておりますので張替えをご検討の方は是非ご検討よろしくお願い致します。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

商品検索

 

 

カテゴリー

Instagram

SNSでは使ってみて良かった物、SNSでしか言わないメンテナンスに関する内容やおすすめなどを発信しています。気楽にフォローお願い致します。