ONKYO

ONKYO E-53A 外れないサランネットの内部

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今回は、70年代の初期にONKYOから発売されたシステム、E-53Aについてご紹介したいと思います。このシステムは背面板、そしてサランネットも外すことができない造りとなっていて、ユニットがどういった物であるのか見たことが無い方が多いかと思います。

ヤフオクなどでも安価で落札されてしまうことがあるシステムですが、アルニコを用いた豪華な造りとなっていますので、この記事を見て頂いた方がご自身で出品される際に落札価格を上げることができる記事だと思います。是非最後までお付き合い頂けますと幸いです。

フェライトとアルニコの磁気回路フェライトとアルニコについて、スピーカーの磁気回路の種類や、外磁型、内磁型の磁気回路とは、アルニコとは何なんのか、何故高価なのかなど、今回は磁気回路についてご紹介したいと思います。...

目次

●システム紹介

●ユニット紹介

●スペック

●システム紹介

70年代の前期に発売され、当時一本価格が32,000円と高価なシステムでした。

ユニット構成は、低域に30㎝のコーン型ウーファー、中域に3.5㎝のドーム型スコーカー、高域に2.5㎝のドーム型トゥイーターの3WAYの密閉型システムで、ウォールナットの突板仕上げのエンクロージャーで高級感がありながら、どんな部屋にも合うような落ち着いた雰囲気もったシステムと思います。

背面板は一体化構造でサランネットも取り外しができない造りとなっていますので、おそらくユニットの磁気回路まで見たことがある方はとても少ないと思います。

●ユニット紹介

低域には30㎝のコーン型ウーファー(型式 W-3010Q)を搭載しています。振動板にはコルゲーションが入っており、周波数特性の凹凸を少なくしています。

エッジは波型のクロスエッジにて、磁気回路は、強い磁束密度を持つアルニコマグネットとなっています。

中域には3.5㎝のドーム型スコーカー(型式 MD-401A)を搭載しています。硬質ジュラルミンの振動板となっており、エッジはフリーエッジを採用しています。磁気回路は、100φの大きなフェライトマグネットとなっています。

高域には2.5㎝のドーム型トゥイーター(型式 TW-303A)を搭載しています。振動板はフェノール樹脂系の振動板を採用されています。

●スペック

ユニット 30㎝コーン型ウーファー
3.5㎝ドーム型スコーカー
2.5㎝ドーム型トゥイーター
再生周波数帯域 35Hz~20,000Hz
定格入力 25W
最大瞬間入力 40W
インピーダンス
出力音圧レベル 98㏈/W/50㎝
クロスオーバー周波数 800Hz/6,500Hz
外形寸法 幅376mm×高さ650mm×奥行295mm
重量 17㎏

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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