SABA

SABA スピーカーの歴史とフルレンジの音質

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今回は、ドイツのスピーカーSABAについて歴史や手持ちにあるフルレンジユニットの紹介をしたいと思います。現在ではとても希少メーカーのユニットで、なかなか手に入らないと思いますが、SABAのスピーカーの購入を考えている方や、音を聞いてみたいと興味がある方の小さな参考になれたらとても嬉しいです。

目次

●SABAとは

●システム紹介

●個人的な感想

●スペック

●SABAとは

歴史はとても古く、1835年にJoseph Benedikt Schwerによって時計メーカーとして設立しました。SABAの名前の由来は、Schwarzwalder Apparate-Bau-Anstaltの略です。

時計メーカーから放送受信機用の部品の生産へと移行し、受け継いだお孫さんのHerman Schwerによって、ヘッドホンやラジオや受信機までさまざまな電気機器の製造開発へと発展していきます。

歴史を振り返ると凄いメーカーで、1931年に1年で10万代製造されたベストセラーとなったSABAのラジオシステムや、冷蔵庫の製造、ワイヤレスリモコン付きの最初のカラーテレビの発売など、歴史的にも凄い電気メーカーです。

●システム紹介

今回ご紹介するシステムは、SABA Permadynと書かれた20㎝のフルレンジユニットで、おそらくラジオの時代に収められていたスピーカーだと思います。

SABAの特徴である緑色のコーン紙に、フィックスドエッジのフルレンジシステムで手持ちにあるユニットの状態は経年によって状態はあまりよくありません。

振動板は、とても薄い抄紙がパンパンに張られています。磁気回路はアルニコマグネットにて、何も記載がされていませんが、調べると磁気回路は他のメーカーの記載がかかれているユニットもあるようです。

●個人的な感想

ラジオの時代、ピーンと張った薄い抄紙にてとても軽やかな音声に特化したユニットで個人的にとても好きな音です。実際に簡単な特性を測ってみました。

再生帯域は音声に特化したユニットで、再生周波数帯域はおおよそ、38Hz~8,500Hzくらいまで使えるかと思います。とてもフラットで綺麗な特性となっています。トゥイーターを付けた2WAYのシステムにすればさらに良くなると思いますが、ユニット単体での音は生の歌声を聞いているようなそんな綺麗な音質だと思います。

エンクロージャーなど工夫することでさらに楽しめるユニットかと思います。検討している方の小さな参考の一つになれたら凄く嬉しいです。

●スペック

口径 8インチ (20㎝)
インピーダンス
最低共振周波数 88Hz
再生周波数帯域 f0~8,500Hz
重量 0.73㎏

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