今回はアルテックの511Bを思わせる迫力のあるホーンのご紹介をしたいと思います。メーカーの記載がないのですが、JIMTEC製と思います。世に出回っているホーンはJBLやALTECを見本として造られている物が多く、今回ご紹介するホーンもALTECのドライバーが取り付けられる寸法となっています。

肉厚のアルミダイカストで作られたこのセクトラルホーンは70年代に発売され、当時の価格は調べてもわかりませんでした。

アルテックを見本として沢山のシステムがアルテックよりも遥かに安価でジムテックから発売されていました。その中のシステムに組み込まれていたホーンだと思います。

指向特性やサイズなどほとんどALTECに似せて造られています。そしてドライバーの取り付け穴のピッチもALTECドライバーが取り付けられるように設計されています。

材質は肉厚のアルミダイカスト製で重量5.6㎏の重量があります。同じ型から抜いた物を真ん中で溶接し一つのホーンとして仕上げられています。オーソドックスなフレアカットを持った本格的なホーンで、指向特性はどちらも水平90度、垂直40度となっています。

指向特性	水平90度、垂直40度
外形寸法	W584ｍｍ×H254ｍｍ×Ｄ468ｍｍ
重量(実測)	5.6㎏

古き良き時代のいろいろなメーカーから発売されていたホーンの一つとして残せたらと思います。