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KENWOOD ケンウッド LS-1001 システム紹介と内部の凄いユニット

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今回は、LS-1001についてご紹介したいと思います。エンクロージャーの形状、ユニットなど凄い造りとなっています。LSFシリーズを含めて、LS-1001は一番音が良いという専門家もおられます。今回はLS-1001の魅力をユニットまで詳しくご紹介したいと思います。

●システム紹介

発売は、1993年、当時ペア60,000円のシステムでした。LS-1001はK‘sシリーズのミニコンポ用のスピーカーとして発売されており、スピーカー単品でのシステムは、LS-300Gという型番で発売されています。

ユニット構成は、低域に15㎝のコーン型ウーファー、高域に2.8㎝のソフトドーム型トゥイーターが搭載されており、全てのユニットフレームに分厚いアルミダイカスト製の強靭なフレームが採用されています。

特殊な形状をしたエンクロージャーは角をカットすることで、音の回析減少を軽減する形状を持っています。これによって、音のピークを抑えることができ、素直な音にすることができます。又、エンクロージャー後方にバスレフポートを搭載しており豊かな低音再生を実現しています。

●ユニット紹介

低域には、15㎝のコーン型ウーファー(型式 T10-0598-03)を搭載しています。振動板はコルゲーションの入った抄紙となっており、コルゲーションを入れることで、剛性を高めると共に音のピークを抑える効果があります。センターキャップはコーンケーブスタイルのセンターキャップとなっています。フレームは、凄い部厚ダイカストフレームとなっており、当時ブラウン管テレビの時代に合わせて、磁気回路はキャンセルマグネットとなっています。

高域は、2.8㎝のソフトドーム型トゥイーター(型式 T03-2475-03】が搭載されています。フレームはアルミダイカスト製でしっかりとした造りとなっています。規格サイズより一回り大きい2.8㎝のソフトドームトゥイーター振動板はポリエステル素材にウレタンコーティングが施された振動板で音に艶を出してくれます。磁気回路は当時ブラウン管テレビが主流であった時代に合わせてウーファー同様キャンセルマグネットとなっています。

ネットワークは、クロスオーバー周波数1,500Hzに設定されています。後面のターミナルは、バナナプラグ対応の高級金メッキターミナルとなっています。

実際に聞いてみた個人的感想は、ケンウッド特有の力のある低音再生というよりも、音がマイルドになって落ち着いた印象を持ちました。エンクロージャーの形状や、使用しているユニットのスペックからとても拘られたのが伝わりました。凄く綺麗な音なので是非機会がありましたら聞いてみてください。

●スペック

システム 2way バスレフ方式 ブックシェルフ型
ユニット 低域 15㎝コーン型ウーファー
高域 2.8㎝ソフトドームトゥイーター
インピーダンス
定格入力 30W
最大入力 60W
再生周波数帯域 45Hz~30,000Hz
出力音圧レベル 82㏈/W/(1m)
クロスオーバー周波数 1,500Hz
重量 7.8㎏
外形寸法 W210×H348×D308mm

 

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