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National/Technics 8P-W1(EAS-20PW09)ゲンコツスピーカーの歴史とスペック

今回は、1950年代に発売された8P-W1と、60年代に新たにリリースされたEAS-20PW09のアルニコフルレンジについてご紹介したいと思います。長年にわたって、ゲンコツスピーカーという愛称で数多くの方に愛されてきたスピーカーですが、音質もとても素晴らしいスペックを持っています。この歴史的名機フルレンジを初期の物と後期のものをそれぞれご紹介したいと思います。

画像左8P-W1 画像右EAS-20PW09

初めて発売された8P-W1は、1950年代に発売されました。ステレオの時代が始まりhi-fiという言葉が広まった時代にこのゲンコツスピーカーが生まれました。センターに球状のイコライザを搭載していることからゲンコツと愛称があるフルレンジユニットですが、延20万個が販売され、優れた音圧周波数特性を持ったスピーカーユニットです。

振動板はナショナル独自の楕円コルゲーションを用いて、中央部より周辺に至る間の成型圧量を変えて、機械損失を変化させ、周辺部はコンプライアンスが大きくなるよう薄くすきあげ、大振幅時にも非直線歪みを極小になるよう設計され、さらにその効果を高めるために裏面より化学処理を行い、中音域以上の特性の乱れを改善しています。

中央部についているイコライザ球は音波の回析を利用し、波面を揃え6000Hz以上の高音特性を平坦化しています。

磁気回路はアルニコマグネットと、高純度軟鋼を用いたヨークにより強力な磁気回路となっています。ボイスコイルは銅被覆アルミボイスコイルと軽量なコーン紙により過度特性に優れた高能率のフルレンジになっています。

そして60年代に新しく生まれ変わったのが、EAS-20PW09です。当時一本価格が3,200円とされています。8P-W1から変わった点はパッキンの形状と、高音コーンの形状、ターミナルの形状が改善されています。

聴いた時の感想は、音の広がりに感動しました。ヴォーカルの歌声がクリアで空間に広がっていく感じが鳥肌が立つくらいいい音でした。なかなか現在では手に入れるのが大変ですが、機会があったら聞いてみてください。




●詳細スペック

仕様20㎝フルレンジユニット
インピーダンス
再生周波数帯域f0~15,000Hz
fo50Hz
出力音圧レベル94㏈/W/m
磁束密度10,500gauss
総磁束75,000gauss
Q00.73
外形寸法直径207mm×奥行136mm
取付穴対角にて193mm
総重量1.26㎏

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