PIONEER

PIONEER PIM-16A(PIM-6) 異なる振動板を持ったアルニコフルレンジ

今回は60年代にパイオニアから発売された16㎝のアルニコフルレンジ、pim-16aをご紹介したいと思います。発売当時はpim-6という型式でしたが、インチからセンチ表記になった時にpim-16aに変わりました。メカニカル2wayのフルレンジユニットで、異なった二つの振動板を持った古き良き時代の現在では珍しいユニットです。

●システム紹介

発売は60年代、当時一本価格が1,700円とされ、HiFiが一般家庭に浸透していく時代のフルレンジで、現在ではほとんど見られない希少な物と思います。

機械的には2way構造ではないのですが、2wayと同様の性能を持つフルレンジユニットで、少ないコストと小さなキャビネットで手軽に音楽を楽しむことができ、米国でも話題となったようです。

二つの異なる振動板を用いて、ウーファーのコーン紙には実験と視聴をかさねて窓を設けてあります。

この窓が、メカニカル フィルターの役目をしており、低音は大口径のコーンから、高域は中央部のコーンから再生されることによって、幅の広い帯域を再生可能とし、f0~16,000Hzまで再生可能で、又、90㏈/W/1mと高能率なユニットとなっています。

磁気回路は強力な磁束密度を持つアルニコマグネットにて、実際にカバーを外してみました。




●詳細スペック

仕様16㎝メカニカル2ウェイ フルレンジユニット
インピーダンス8Ω/16Ω
最低共振周波数(f0)70Hz~85Hz
再生周波数帯域f0~16,000Hz
定格入力5W
最大入力10W
出力音圧レベル90㏈/W/m
サイズ直径165mm×奥行84mm
重量(実測)0.81㎏

個人的にもこの年代の現在にはないユニットがとても大好きです。聴いた時の感想は、低域はやや弱く感じるものの、ヴォーカルの歌声など中域~高域にかけて素晴らしい物を感じました。

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