PIONEER

PIONEER(福音電気) P20-J / P8-J

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今回は、マグネチック・スピーカーの時代からダイナミック・スピーカーへと変わろうとしていた時代のアルニコフルレンジ、福音電気(PIONEER)から発売されたP20-Jをご紹介したいと思います。メートル法によって型式が変更された物になりますが、旧型式はPJ-8になります。

1950年代初期に発売され、当時一本価格が、1430円のユニットでした。現在に照らし合わせると10倍くらいの金額になるかと思いますので、とても高価なユニットでした。

20㎝、8インチのユニットで、振動板は強度、再生周波数帯域、周波数特性を最適にする為わずかなバラカーブコーンを用いています。エッジはフィックスドエッジとなっています。

放送用のスピーカーがマグネチック・スピーカーからダイナミック・スピーカーへと変わろうとしていた時代のユニットで、どうしてもコストの面で全国的に音質がダイナミック・スピーカーよりも劣っているマグネチック・スピーカーが根強く残っていました。

この現状を少しでも改善する為に永い研究をし、製造の面で大量生産することによって、低価格、高能率、音質を損なわないダイナミック・スピーカーである一回り小さいP16-Jが福音電気(PIONEER)から発売されました。このP20-Jは姉妹機になります。

メートル法によって、センチ表記に変わり、初期の同ユニットの型式は、P8-Jというユニットになります。

アウトプットトランスを背負ったスピーカーで、当時学校や病院、会社の放送施設向けに発売されていたユニットで、音声に特化したユニットになっており、出力音圧レベルは300、400、500,600の四点ポイントで能率は99㏈ととても高能率なユニットになっています。そしてキャビネットに組み込んだ時のことのことを考え、非常に聞きやすくなるよう設計されています。

アウトプット・トランスは5000Ω、7000Ωと選ぶことができ、スピーカー自体のインピーダンスは3.5Ωとなっています。磁気回路は、防磁設計が施されたアルニコマグネットとなっています。

そして、経年を感じさせないフレームやヨークは、自社のメッキ工場で特殊ユニクロームメッキを施し、さらにメタラクト吹き付け塗装によって仕上げられています。

●詳細スペック

仕様 20㎝ フルレンジユニット
インピーダンス 3.5Ω アウトプット・トランス5000Ω/7000Ω
最低共振周波数(f0) 80Hz~100Hz
再生周波数帯域 60~9,000Hz
最大許容入力 5W
出力音圧レベル 99㏈/W
サイズ 直径206mm×奥行87mm
重量(実測) 1.06㎏
バッフル開口径 172φ

最後にJIS規格についてもご紹介したいと思います。

市場から不良品を追放し、安心して物が買えるようにする為に、工業標準化法が昭和24年に制定されました。この法律にもとづいて主務大臣がJIS(日本工業規格)を制定しました。

スピーカーのJISは特に高度の性能と厳重な試験を要求していて、最低共振周波数から5,000Hzまでの特性や出力音圧レベルなどの規格から、これらの測定法、試験法を細部に至るまで細かく規定されています。

通商産業大臣が生産者にJIS表示許可を与えるときの条件は①経営方針②組織③設計・研究④社内規格⑤購買受入⑥材料・部品保管⑦製造⑧検査⑨品質管理など会社全般に渡って審査を受け、これらに全て合格したものでなければ許可を与えられません。また合格しても生産者には永久に優秀な製品を生産し続けるという責任もついてきます。

パイオニアは昭和30年9月6日に、全ての点で完全であることが認められ、日本で初めてJIS指定メーカーとなりました。

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