tone quality BLOG

山水 S-a7 細かなところにまで拘りがあるシステム

【PR】記事内に商品プロモーションを含む場合があります

今回は、SANSUI S-a7についてご紹介致します。S-a7は内部のユニットやネットワークに至るまで、共振を防ぐ造りとなっています。又ユニットも、周波数特性の凹凸を防ぐ造りで凄く細かなところに配慮されているシステムでした。内部がどのようになっているのか詳しくご紹介したいと思います。

●システム紹介

発売は90年代、当時ペアでの価格が60,000円のシステムでした。

ユニット構成は低域に16.5㎝コーン型ウーファー、高域に2.5㎝のソフトドーム型トゥイーターで構成されています。磁気回路は当時ブラウン管テレビが主流であった時代に合わせて、防磁設計になっています。

後面にバスレフポートを備えたエンクロージャーは、音響的に優れた高密度のMDF素材が使われ、音の回析効果による影響を防ぐため、前後ラウンド構造となっています。

背面にあるターミナルは無垢の真鍮から作られた直付け端子が採用されています。

●ユニット紹介

低域には、16.5㎝のコーン型ウーファーを搭載しています。振動板は針葉樹のパルプ素材に制動剤が塗られており、表面は固く、内部は柔らかいノンプレスコーンを採用し、センターキャップをボイスコイルに直付けすることで周波数特性の凹凸を防いでいます。そして本来のウーファーのセンターキャップ位置に、音質に悪影響を与えないメッシュ素材を張り付けてあります。

エラストマー素材のエッジは加水分解を起こして、現在出回っている多くの物がバラバラの状態になってしまっています。今回ゴムエッジに張り替えました。

磁気回路は完全防磁型の大型磁気回路を採用しています。共振を防ぐため、磁気回路にフェルトを巻き付け、BOX内部の不要な共振を防いでいます。

高域は、2.5㎝のソフトドーム型のトゥイーターとなっています。振動板はシルク素材に制動剤が含侵されたもので、ボイスコイルはアルミボビンが採用されています。

磁気回路はこちらも外部AV機器に影響がでないよう、ダブルマグネット(キャンセルマグネット)となっており、さらに後方に共振止めが貼られいます。フレームはアルミダイカスト製で強靭な造りとなっています。

ネットワークはクロスオーバー周波数4,000Hzに設定されており、分割式で相互干渉無くロスの少ないネットワーク設計、不要な抑えるため、共振止めが各素子に巻かれています。

●詳細スペック

方式 2way バスレフ方式 ブックシェルフ型
ユニット 低域  16.5㎝コーン型
高域  2.5㎝ソフトドーム型
再生周波数帯域 45Hz~22,000Hz
瞬間最大入力 70W
インピーダンス
出力音圧レベル 87㏈/W/1m
クロスオーバー周波数 4,000Hz
サイズ W216mm×H340mm×D340mm(端子、ネット含む)
重量 10㎏ (一台)

商品検索

 

 

カテゴリー

Instagram

SNSでは使ってみて良かった物、SNSでしか言わないメンテナンスに関する内容やおすすめなどを発信しています。気楽にフォローお願い致します。