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スピーカーの過大入力によるボイスコイルの焼損

今回は、スピーカーの音が小さい原因の一つでもある、過大入力で焼損したスピーカーを簡単にご紹介したいと思います。システムは、1970年にダイヤトーンから発売された、DS-251のウーファーユニットです。

ウーファーユニットのインピーダンスは6Ωとなっておりますが、今回焼損が見られたユニットの直流抵抗は1.0Ωととても低くなっています。本来直流抵抗が低いということは音圧は高くなりますが、焼損しているボイスコイルは音が出ますが非常に小さくなっていました。

エッジ、ダンパーをそのままそっくり綺麗に外して、ボイスコイルを確認するとこのような状態になっていました。

この年代のスピーカーは銅のLOCK線が使われています。耐熱の温度は100~120度程で低く、この年代のスピーカーに過大入力を加えると軟化し、提灯(チョウチン)のようにほどけて焼けてしまうという事が起こるようです。実際にボビンの内側も熱で焦げて黒くなっています。

現在のスピーカーはもちろん、正確な年代はわかりませんが、その後、ボイスコイルが耐熱仕様に改善されているようです。実際には、スピーカーの過大入力が原因であるのか、アンプの歪みが原因であるのかはわかりませんが、記載されている入力をきちんと守って使用することをおすすめします。

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