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SONY SS-G4 システム紹介とユニット交換時の注意点

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今回は、1979年にSONYから発売されたシステム、SS-G4について内部まで詳しくご紹介致します。1976年にコーン紙から自社製造を開始したのがSS-Gシリーズで、40年以上時の経過がありながら現在でも全く古さを感じないデザインとなっています。このサイトではシステム紹介をはじめ、BOX内部にどのようなユニットが採用されているかなど、内部まで詳しくご紹介しています。

●システム紹介

発売は1979年、当時ペア価格が98,000円と高価なシステムでした。SS-Gシリーズに採用されているAGボード(Acoustical Grooved Board)の凹凸面により、音の反射を分散させるよう設計されています。そしてデザインもとてもカッコイイフォルムとなっています。

ユニット構成は、低域に25㎝コーン型ウーファー、中域に8㎝のコーン型スコーカー、高域に2.5㎝のソフトドーム型トゥイーターとなっており、CARBOCON systemにて、低域と中域ユニットの抄紙に炭素繊維が混ぜられています。

そして、ウーファーが前に出ている特徴的なフレームは、PLUMB INLINE方式というもので、音場の奥行方向の定位を改善させています。

●ユニット紹介

低域には25㎝のコーン型ウーファーを搭載しています。フレームは高価なアルミダイカスト製で頑丈な造りとなっており、振動板はSONY独自のCARBOCONを採用し、炭素繊維が混ざった抄紙にコルゲーションが入った振動板となっています。

エッジはクロスエッジに制動剤を含侵させ、40年以上時の経過がありますが、硬化することなく現在でもとてもしなやかになっています。

磁気回路は121φのフェライトマグネットが採用されています。

中域には8㎝のコーン型スコーカーを搭載しています。振動板は低域同様にそれぞれ炭素繊維が混ぜられた抄紙となっています。

音のまとまりの向上、共振を防ぐため、スコーカーとトゥイーターは、分厚いユニットボードで一体化しています。そしてエンクロージャー内部に、中高域用に個別に部屋を設け、ウーファーからの背圧による影響を遮断しています。

フレームは頑丈なアルミダイカスト製、磁気回路は、111φの大型フェライトマグネットとなっています。

高域は、2.5㎝のソフトドーム型トゥイーターが採用されています。振動板は先端が尖った形状をしており、振動板に使われているフィルム素材はヨーロッパの物が採用されているようです。

フレームは強化プラスチック製で、磁気回路は75φのフェライトマグネットとなっています。トゥイーターを交換される際は、きちんとスコーカーまで外さないと、ユニットボードのビニールパッキンが張り付いているのでうまく外せません。きちんとスコーカーも外すことでトゥイーターを外すことができますので交換される際は参考にしてください。

ガラスウールの裏側に隠れてるネットワークは、クロスオーバー周波数700Hz/5,000Hzに設定されています。大型のコンデンサーや大型のコイルととても豪華なネットワーク仕様となっており、エンクロージャー正面に中域用と高域用のレベルコントロールを備えています。




●スペック

ユニット 低域  25㎝コーン型ウーファー
中域  8㎝コーン型スコーカー
高域  2.5㎝ソフトドーム型トゥイーター
再生周波数帯域 38Hz~20,000Hz
定格入力 80W
最大瞬間入力 150W
インピーダンス
出力音圧レベル 92㏈/W/m
クロスオーバー周波数 700Hz/5,000Hz
外形寸法 幅380mm×高さ645mm×奥行340mm
重量 20㎏

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