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Technics EAS-20PX70 珍しい同軸2ウェイ フルレンジユニット

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今回は70年代にTechnicsから発売された同軸2WAYフルレンジユニット、EAS-20PX70についてご紹介します。なかなか見ることが無い凄く珍しいユニットです。オリジナルのエッジも破れてしまっていて張り替えましたので気づいたことをご紹介したいと思います。

●システム紹介

発売は1970年代、当時一台価格8,500円のフルレンジユニットです。

低域に20㎝のコルゲーションの入ったコーン型ウーファー、高域用にチタン製のドーム型のトゥイーターを搭載した同軸型のフルレンジユニットで、コルゲーションの入ったウーファー振動板や、センターをずらしたトゥイータなど、いろいろな細かな所まで計算されているように感じます。

トゥイーターの位置を中心からずらすことで、ウーファーユニットとの音の反射による周波数特性の凹凸を防いでいます。

オリジナルのエッジはポリエーテルのウレタンエッジが採用されていましたが、残念ながら破れてしまっていたので、ゴムエッジに張り替えました。振動板とパッキンの隙間がとても狭く、特殊なサイズのエッジで探すのに苦労しました。そして能率が高く作られているので磁気ギャップが狭く、センター出しがほんの少し難しかったです。

フレームはアルミダイカスト製で、磁気回路まで一体化しています。内部がどのようになっているかはわかりませんが、外観から見てもコストのかかったユニットであるということはわかります。

実際にこのスピーカーの音を聞いて、やはり同軸型の音のまとまり感がとても素晴らしいと感じました。トゥイーターの位置が凄く良くて、歌声の艶が一段と増している、同軸型でないと出せない音なのかなと個人的に感じました。小さな参考にしてください。




●詳細スペック

方式 2way同軸型 フルレンジユニット
ユニット 低域  20㎝コーン型 
高域  2.5㎝ドーム型 
再生周波数帯域 30Hz~20,000Hz
最大入力 40W
インピーダンス
出力音圧レベル 100㏈/W/1m
サイズ 最大外形240φ×D127mm
重量 3.7㎏

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