PIONEER

PIONEER PE-8/PE-20 現在ではとても希少な名機中の名機

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今回はパイオニアから発売されたPE-8についてご紹介します。このスピーカーは1953年に開発されたとても歴史あるアルニコフルレンジスピーカーで、当時爆発的に大ヒットしたベストセラーの名機中の名機になりますが、現在では非常に希少でほとんど見かけることがありません。

この希少なユニットをどうしてもオリジナルの状態でご紹介したくて写真のユニットは残念ながら振動板に穴が開いています。

開発年は1953年、当時PIONEERの歴史の中でも爆発的な人気となったユニットで、周波数特性などの物理特性が大変優れたスピーカーとして放送局などのモニタースピーカーにも採用されるなど、高い完成度を持っています。

歴史の変化でインチ表記からセンチ表記になっと時にPE-20というユニットに生まれ変わりました。そしてこの流れに乗って生まれたスピーカーがPE-16になります。

振動板は、コルゲーションの入った、カーブドコーンに、エッジはフィックスドエッジとなっています。残念ながら振動板に穴が開いているのですが、今後別記事でオリジナルを生かした新たなユニットとしてご紹介できたらと思います。

そして豪華な磁気回路は、89φの大型アルニコマグネットとなっています。放送局で採用されるスペックを持ちながら、この大型の磁気回路ですので、当時の爆発的な人気の理由が凄く理解できました。




●詳細スペック

方式 20㎝ コーン型フルレンジ ユニット
再生周波数帯域 f0~16,000Hz
定格入力 5W
インピーダンス 10Ω
出力音圧レベル 94㏈/
サイズ 直径204φ×奥行129mm
重量 2.3㎏

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