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VICTOR SX-700 オールアルニコ3way システム紹介とメンテナンス

今回ご紹介するVICTOR  SX-700は、過去にご紹介した沢山のSXシリーズの中でも凄くコストのかかったユニットを搭載したシステムと思います。サブウーファーを搭載したトールボーイ型で深い低音再生はもちろん、ユニットもSX-700はいつもと様子が違います。

●システム紹介

発売は80年代のバブル期、当時ペア価格が150,000円と高価なシステムになります。

エンクロージャー構造をサブウーファーを搭載したトールボーイスタイルにしたシステムで音の広がりや定位が従来のブックシェルフとは一味違うダイナミックな音楽、深い低音を楽しませてくれるシステムになります。

内部エンクロージャーにはサブウーファーとの仕切り板を用いて分割構造にし、背圧による影響を遮断する構造になっています。

スピーカーユニットを外してみて驚いたのが、従来から鉄板フレームであった同時期のSXシリーズから頑丈なアルミダイカスト製の豪華なフレームとなっていました。

非常に大きなツボ型の磁気回路に強靭なダイカストフレームとコストが非常にかかった超豪華なスピーカーユニットになっています。

●ユニット紹介

低域のサブウーファーユニットは20㎝のコーン型にて(型式 HSA2028-01A)を搭載しています。

振動板はピュアクロスカーボンが採用され、エッジはクロスエッジに後ろ側から制動剤が含侵してあり、柔らかく深い低音を楽しむことができます。

とても大きなアルニコのツボ型の磁気回路に、とても頑丈なダイカストフレームにて不要な共振を抑制しています。

低域と中域を受け持つミッドバスには18㎝のコーン型ユニット(型式 HSA1802-01A)を搭載しています。

振動板は、西独クルトミューラー社製のコーン紙に、表面コーティングが見られます。エッジはサブウーファー同様、クロスエッジに後ろ側から制動剤が含侵されたエッジと、クロス素材にゴムをコーティングしたソフトなセンターキャップとなっています。

磁気回路は高価なアルニコマグネットを採用しています。高純度の鉄によって、錆びづらく、不純物がない為、磁石も付きません。フレームはサブウーファー同様頑丈なアルミダイカスト製となっています。

高域のユニットは3.5㎝のソフトドーム型のユニット(型式 HSD2509-01A)を搭載しています。

振動板にはシルクに薄膜ゴムをラミネートされたソフトドーム型で、指向特性の向上、柔らかい綺麗なボーカルの歌声を聞かせてくれます。

磁気回路は、内磁型のアルニコマグネットとなっており、正面から固定ネジが見えないマウント方法になっています。

ユニットを外そうと思い、後ろから手を入れてみても取付ネジが無く、細部まで確認してみると、正面の保護ネット周りのゴムが差し込み式になっており、その中に取付ネジが隠れていました。

網内部には振動板に付着したホコリと、網の歪みが見られた為、溶剤を使って保護ネットを外し、音質低下を起こす振動板の清掃と、網の整形を施して綺麗にメンテナンスしました。

トゥイーターの外し方についてはネットで検索しても出てきませんでしたので是非参考にしてください。

分割式のネットワークは、クロスオーバー周波数180Hz/3,000Hzに設定されています。

●詳細スペック

仕様 3WAY 密閉方式 トールボーイ型
ユニット 20㎝コーン型ウーファー
18㎝ミッドバス
3.5㎝ソフトドーム型トゥイーター
定格入力 45W
最大入力 180W
インピーダンス
再生周波数帯域 35Hz~30,000Hz
出力音圧レベル 90㏈/W/m
クロスオーバー周波数 180Hz/3,000Hz
外形寸法 幅285mm×高さ958mm×奥行325mm
重量 30㎏

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