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YAMAHA AST-F100 システム紹介とエッジ修理

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YAMAHA  AST(アクティブサーボテクノロジー)シリーズで片側4発のウーファーユニットを搭載したシステム、AST-F100をご紹介します。

Active Servo Technologyを取り入れたシステムで、ボックス内部の空気振動を利用し超低音再生が可能となっています。薄いエンクロージャー内部がどのようになっているのか、超低音再生が可能なユニットはどのようなものが使われているのか詳しくご紹介したいと思います。

●システム紹介

発売は80年代後期、当時ペア価格が65,000円のシステムです。普通のアンプで聞いても十分量感のある低音とクリアな高域で楽しめるのですが、ASTシリーズの専用アンプ、AST-A10を使用することで本領を発揮します。

専用のアンプを使用すると最大112dB、最低共振周波数25Hzから再生可能なパワーを持っています。

ユニット構成は低域に10㎝のコーン型ウーファーを4発と、高域に2.5㎝のソフトドーム型トゥイーターで、全てのユニットが防磁設計となっています。

薄型で壁掛け用のスピーカーシステムとして設計されていますが、専用のスタンドSPS-F100を使用することで床置きも可能です。

●ユニット紹介

低域には10㎝のコーン型ウーファーを4発搭載しています。振動板はポリプロピレンの樹脂製の振動板となっており、オリジナルのエッジはエラストマー素材で、経年とともに加水分解を起こし、原形があるものは殆どありません。

高域には2.5cmのソフトドーム型トゥイーターを搭載しています。全てのユニットの磁気回路が防磁設計になっています。

●ユニットの外し方

表から取付ネジで固定されているので、簡単に外せそうですが、配線の回しに余裕がない為ユニットだけでは外せません。そこでおすすめなのが正面バッフル自体を外す方法が良いと思います。

正面バッフルに13ヵ所あるサランネットの固定用のカバーの裏側にネジが隠れています。サランネット抑え自体はペンチ等で簡単に引き抜くことができます。

メンテナンス時に上記の方法を使うことで、ユニットや配線へのダメージを無くすことができるので参考にしてください。Active Servo Technologyを取り入れたシステムで、ボックス内部の空気振動を利用し超低音再生ができるシステムですが、内部は想像していたよりもダクトが横に伸びているだけでとてもスッキリした印象でした。

AST-F100はエッジの修理もやっておりますので、エッジの張替えが必要な方は是非ご検討よろしくお願いいたします。詳しくは下記を一度拝見頂ければと思います。

●詳細スペック

仕様 2way 5スピーカー AST方式
ユニット 10㎝コーン型ウーファー×4発
2.5㎝ソフトドーム型トゥイーター
再生周波数帯域 25~30,000Hz
最大音圧 112㏈/SPL/1kHz
サイズ 幅295×高さ503×奥行72mm
重量 6.0㎏
専用スタンド(別売) SPS-F100 (ペア価格 9800円)
スタンド仕様時 サイズ 幅305×高さ527×奥行270mm

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