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SONY(ソニー) SS-G3 Gシリーズのアルニコ モデル

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今回は、70年代の後期にSONYから発売されたシステム、SS-G3についてご紹介したいと思います。70年代に発売されながら現在でも全く古さを感じないデザインで、内部はアルニコ仕様となっています。内部まで詳しくご紹介しますので是非最後までお付き合い頂けますと幸いです。

目次

●システム紹介

●ユニット紹介

●スペック

●システム紹介

70年代の後期に発売され、当時一本価格が48,000円と高価なシステムでした。丁度いいサイズの3WAYの密閉型システムで、どんな部屋にも合うようなカッコイイデザインとなっています。

ユニット構成は、低域に25㎝コーン型ウーファー、中域に8㎝のコーン型スコーカー、高域に5㎝のコーン型トゥイーターとなっており、CARBOCON systemにて、全てのユニットの抄紙に炭素繊維が混ぜられています。

そして、ウーファーが前に出ている特徴的なフレームは、PLUMB INLINE方式というもので、音場の奥行方向の定位を改善しているようです。

この特徴的な凹凸のあるフロントバッフルによって、スピーカーから発せられる音の反射を分散させています。

●ユニット紹介

低域には25㎝のコーン型ウーファーを搭載しています。フレームは高価なアルミダイカスト製で頑丈な造りとなっており、振動板はCARBOCON systemにて、炭素繊維が混ざった抄紙にコルゲーションが入った振動板となっています。

エッジはクロスエッジに、40年以上時の経過があることを思わせない程とても美しく良質なダンプ剤が塗られています。

磁気回路は、強い磁束密度を持つアルニコマグネットとなっています。

中域には8㎝のコーン型スコーカー、高域には5㎝のコーン型トゥイーターを搭載しています。こちらも低域同様に、それぞれ炭素繊維が混ぜられた抄紙となっており、音のまとまりを向上させるため、スコーカーとトゥイーターは、分厚いユニットボードで一体化しています。

磁気回路は、スコーカーがフェライトマグネット、トゥイーターがアルニコマグネットとなっています。

ガラスウールの裏側に隠れているネットワークは、クロスオーバー周波数900Hz/5,000Hzに設定され、再生周波数帯域は40Hz~20,000Hzまで再生することができます。

●スペック

ユニット 25㎝コーン型ウーファー
8㎝コーン型スコーカー
5㎝コーン型トゥイーター
再生周波数帯域 40Hz~20,000Hz
定格入力 60W
最大瞬間入力 120W
インピーダンス
出力音圧レベル 92㏈/W/m
クロスオーバー周波数 900Hz/5,000Hz
外形寸法 幅345mm×高さ615mm×奥行340mm
重量 17㎏

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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