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TRIO LS-101 分厚いダイカストフレームにランバーコアの豪華な仕様 ユニット紹介

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今回は70年代にTRIOから発売されたシステム、LS-101を詳しくご紹介致します。

忠実な音楽再生を目標としたシステムの通り、音質は低域~高域まで癖の無いとても綺麗な音質になります。特に低域の癖の無い歯切れの良い音が心地よく感じます。

豪華な仕様で全てのユニットに分厚いダイカストフレームの採用やランバーコアで美しく仕上げられたエンクロージャーなど手の込んだ造りとなっています。

このブログではシステムスペックの紹介はもちろん、ユニットがどのような造りであるのか詳しくご紹介しています。

●システム紹介

発売は1970年代、当時ペア価格77,000円のシステムです。70年代ですでの現在の価値に例えると約一か月の生活費くらいの高価なシステムになります。

全てのユニットフレームに分厚いダイカストフレームが採用され、不要な共振を抑える強靭な造りとなっています。

ユニット構成は低域に25㎝のコーン型ウーファー、中域に12㎝のコーン型スコーカー、高域に5㎝のコーン型トゥイーターの3WAYシステムになります。

エンクロージャーは、美しいランバーコアが採用されています。ボックス内部には箱鳴りを防止する補強材が左右に取り付けられ、後面にウーファー開口の抜き板を張り付けることで不要な振動を抑制しています。

中域のスコーカー部には、個別に部屋を設け、ウーファーからの背圧による影響を遮断しています。

●ユニット紹介

低域には25㎝のコーン型ウーファー(型式 T10-0043-05)を搭載しています。

特徴的な振動板はカナダ産パルプに酸化チタンがコーティングされているようで、コルゲーションの部分のみザラザラしたサメ肌のような感触が見られます。JBLを思わせるホワイト色のコーン紙です。

エッジは、ポリエーテル系のウレタンエッジが採用されており、50年近く時の経過がある現在でも加水分解等のダメージ無く健在です。

中域には12㎝のコーン型スコーカーユニット(型式 T06-0033-05)が搭載されています。

軽くて丈夫な振動板は特殊製法を用いた抄紙で、コーン紙に掛かるプレス圧を小さくして軽くて丈夫なコーン紙に仕上げられています。

センタードームは厚手の布にゴムを3回コーティングしたしっかりとしたセンターキャップにより、低音域での振動に強く、高域の特性に優れた200Hz~10,000Hzまで広帯域な特性を得ています。

エッジはウーファーユニット同様、ポリエーテル素材のウレタンエッジが採用され、50年という時の経過がある現在でも健在です。

高域には、5㎝のコーン型トゥイーター(型式 T03-0047-05)を搭載しています。

ウーファー、スコーカーユニット同様しっかりとした分厚いダイカストフレームによって不要な共振を抑え、ボイスコイルの振動をロス無く伝達するダンパーレス構造が採用されています。

ネットワークは、700Hz/5,000Hzに設定されています。大型フェライトコアのコイルや20μFの大型コンデンサーなど豪華な造りとなっています。正面バッフル正面には、中域用と高域用のレベルコントロールを搭載し、NORMALの位置ではもっとも一般的なリスニングルームに合わせて設定されています。




●詳細スペック

方式 3way 密閉方式 ブックシェルフ型
ユニット 低域  25㎝コーン型 (型式 T10-0043-05) 
中域  12㎝コーン型 (型式 T06-0033-05)
高域  5㎝コーン型   (型式 T03-0047-05)
再生周波数帯域 35Hz~20,000Hz
最大入力 60W 
インピーダンス
クロスオーバー周波数 700Hz/5,000Hz
出力音圧レベル 91㏈/W/1m
サイズ W330×H600×D300mm
重量 16㎏

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