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YAMAHA NS-1000Mレストア スコーカー トゥイーター編 

【NS-1000Mトゥイーター/スコーカーメンテナンス】

今回は、前回のNS-1000M、ウーファーメンテナンスに続き、スコーカー、トゥイーターのメンテナンス方法のご紹介です。このブログでは、定期的に、スピーカーのメンテナンス関連の内容や、珍しいスピーカーのご紹介など、いろいろと載せていこうと思っておりますので、今後も皆様のお役に立つかと思います。是非最後までお付き合い頂けますと幸いです。




レストアする前に後ろ側、凄い磁気回路とフレームです。

錆もなく、音も問題無いため、今回は正面のメンテナンスになります。 では早速、スコーカーの網を外します。この網を外すやり方は、企業秘密にしているところが多いですが、溶剤を使い、網の根本の接着剤を剥がしていきます。振動板の方へ垂れていかないように慎重に根本だけを狙います。

しばらく時間をおき、手で軽く引っ張って外します。きちんと溶剤が馴染んでいれば、道具を使わずに簡単に手だけで外す事ができます。傷をつける事なく外す事ができますので、接着剤が緩くなるまで念入りに溶剤をいれましょう。



網を外したら、次は網の周りのゴムパッキンを外していきます。ここで気を緩めてはいけません。ゴムが劣化、硬化している場合があり、切れてしまう場合がある為、網を外した後も再度、溶剤を入れ、ゴムのパッキンを慎重に剥がしていきます。こちらもきちんと溶剤が馴染んでいれば、簡単に手だけで外す事ができます。

パッキンを外した後も接着剤の塊が沢山ついているかと思いますが、柔らかくなっているので、爪で全て綺麗に除去する事ができます。フレームの溝にも沢山ついていると思いますので、こちらも溶剤を入れ、綿棒で完全に綺麗にする事ができます。

次は一番気をつかう、振動板の埃の除去作業になります。振動板の保護金具を+ドライバーで慎重に外していきます。

残りの一本のネジを外す際、保護金具が動きますので、振動板を傷つけないように保護金具をきちんと抑えて緩めてください。

金具を綺麗にし、振動板は筆で綺麗に払っていきます。ハンド用のエアブローを使用するとさらに細かな埃が吹き飛んで綺麗になります。少しでも力が入ると簡単に傷がついてしまいますので、丁寧にやさしく慎重に取り除きます。

ここで凄く重要なお知らせです。40年以上も前のシステムなので、結構な割合でボルトの緩みがみられます。この保護ネットを外している状態でネジを増し締めしてください。この増し締め作業は、忘れがちですが、このレストアの重要な部分になります。

網を成形し、歪みを直し、塗装します。フレームに傷や腐食が見られる場合は、ボルト、振動板をきちんと保護し、車用のボディー用スプレーで薄く塗ると凄く馴染みやすく、綺麗になります。塗装する前に必ず脱脂をしてください。最後に網を戻していきます。



網にも角度がありますので、お気をつけください。

フレームにボンドを塗り、はめ込みます。使用しているボンドは、乾いても柔らかく、ベタベタし、接着力が強く、又整形しやすい弊社の物を使います。失敗しても、溶剤で簡単に剥がす事ができる優れものです。今度は、網の周りに薄く、又、パッキンがハマる外側の円に適量をぬっていきます。ゴムパッキンを付け、一日乾かせば完了です。

とても綺麗に仕上がったと思います。トゥイーターも同じ作業になります。

スコーカーができると、トゥイーターはビックリするくらい簡単にできます。きちんと溶剤を使用すれば、全ての作業が手と綿棒と筆だけで綺麗にする事ができます。金属の道具を使わず、傷をつける事なく綺麗にする事ができますので、参考にして頂けますと幸いです。

今後も、メンテナンス方法や、使ってみたくなるようなやり方など、紹介できたらと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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