CORAL

コーラル ベータ8 歴史を作った最高傑作

【PR】記事内に商品プロモーションを含む場合があります

【CORAL BETA-8】

今回は、当時フルレンジの歴史を作った名機、CORAL BETA-8についてご紹介したいと思います。当時、各メーカーの理想のモデルとなったこの大傑作を、画像を使って、隅々までご紹介したいと思います。

目次

●歴史

●エッジ

●コーン紙

●サブコーンとデュフューザー

●ボイスコイル

●フレームと磁気回路

●エンクロージャー

【歴史】

この歴史的傑作フルレンジが誕生したのは、1968年になります。当時一本の価格が14,000と非常に高価な物でした。広域再生を受け持つ、サブコーン、星型ディフューザを備えた、20㎝2WAYのHi-Fiスピーカーで、再生周波数帯域は30Hz~20000Hzと凄いユニットです。その見た目は、当時でも現在でも魅了してしまう、歴史的フルレンジと思います。このスピーカーは、当時のカタログや広告に記載がありましたが、CORALが世界に向けて作り出したユニットで、外国製スピーカーに挑むコーラルの異色作と大きくかがげられています。

【エッジ】

コーラル独自のスカイパー・エッジにより、振動系の大振巾にも歪まず、伸びのある豊かな低音を実現しています。真っ白なクロスエッジにて、とてもしなやかなエッジで、50年近く年数が経過した現在でも、美しい形状を保っています。

【コーン紙】

音質を左右するコーン紙は、従来にスピーカーに見られる厚度や密度の不均一をさける為、主原料のパルプに化学繊維を混ぜ、その中からさらに厳選した物を、素のまま着色せず白色のまま用いています。触った感じでは、振動板はとても薄いです。三本のコルゲーションが入っており、振動板の後ろ側は化学繊維で補強されているようです。

【サブコーンとディフューザ】

高域再生を持つ、サブコーン紙は強靭で高密度のパルプに特殊処理を施した物で、繊細でハギレの良い音質となっています。ステレオ音響再生のポイントである指向特性は、星型のディフューザによって広範囲にわたって安定した音質を得ています。

【ボイスコイル】

ボイスコイルは銅線とアルミ線の長所を受け持つ、銅被膜アルミニウム線となっています。

【フレームと時期回路】

ベータシリーズの特徴ある赤く塗られたフレームは、ダイカストでできており、とても高級なつくりです。駆動力を決定する磁気回路は、当時新開発の(FXD-4)高性能セラミック・マグネットを用いて、従来のセラミックマグネットに比べて磁力は20%アップしました。ユニット全体の総重量3,3㎏ととても重く、磁気回路はメッキ塗装され、美しい仕上がりになっています。

インピーダンス 8Ω
再生周波数帯域 fo~20,000Hz
出力音圧レベル 95㏈/w/m
磁束密度 15,500gauss
外形寸法 直径233mm×奥行113mm
重量 3.3㎏

【エンクロージャー】

当時ベータ8用に発売されたエンクロージャーは二種類ありました。1960年代の後期頃、B-808という、二つのパイプダクトを用いたバスレフ型の箱で、価格が15000円と情報があります。残念ながら持っておらず、画像はないのですが、寸法が幅400mm×高さ780mm×奥行450mmの箱であったようです。自作の箱などに参考にしてください。

もう一つは、現在でもとても人気のバックロードホーン(cw  back  loading  horn  type)のエンクロージャーで、背面負荷型のホーン型エンクロージャーとも当時は呼ばれていたようです。バックロードホーンにすることで、低音がホーンから反射して出た中、低音がパネル面からの音にプラスされて、とても豊かな中低音を得ることができます。寸法は、幅400mm×高さ880mm×奥行400mmで、重量は30,5㎏あります。

現在では、なかなか状態の良い物も少なくなってしまいました。創設者、梅原洋一さんがCORALというメーカーを作り、コーラルの誕生までの歴史がたくさんあります。フルレンジの、代表されるユニットと当時も言われていたようです。誕生した歴史も、心に響く歴史がありますので、合わせて読んで頂けますと幸いです。

最後までお付き合い頂きあがとうございました。

商品検索

 

 






大型スピーカーの発送に困った時は




お仕事に関するお問い合わせはこちら


●お仕事以外の個人的な問い合わせにつきましてはご返答を控えさせて頂きます。