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YAMAHA NS-10M studio 10Mの歴史とシステム

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70年代に2wayモニターとして発売された、YAMAHA NS-10Mスピーカーシステムは、数々のレコーティングstudioなどに使われてきました。発売当時から長期に渡って沢山の方に愛されてきたNS-10Mの魅力や歴史とともに、今回は、このNS-10Mシリーズの後期のシステム、YAMAHA NS-10Mstudioについてカタログをもとに内部やスペック等詳しくご紹介したいと思います。

目次

●歴史

●ユニット紹介

●エンクロージャーとネットワーク

●スペック

●エンクロージャーカスタム

●歴史

最初の機種は、1977年に開発された最も初期のモデルNS-10M、2wayのスピーカーシステムで、エンクロージャーのサイズは、幅215mm、高さ382mm、奥行199mmのブックシェルフ型のモニタースピーカーです。後面にある張り紙がとても特徴的でかっこいいです。

白い張り合わせのコーン紙が特徴なこのシステムですが、耐入力の高さや、音の忠実さから沢山の録音スタジオなどで使われていました。

その後、数々のNS-10Mシリーズが発売されました。1987年にさらに耐入力化させたNS-10M PROが発売されました。目に見える大きな違いとしてはトゥイーターの改良と、ユニットの取り付けネジが+頭のネジから六角レンチを必要とするボルトに変わり、後面にあるターミナルが大型に変わりました。

そして1993年にNS-10MXが発売されました。こちらはAV対応の磁気回路へと変更されています。当時主流であったブラウン管テレビの近くに置いても影響がないように防磁設計された磁気回路となっています。そして1995年にNS-10MTが発売され、吊り金具がとりつけられるNS-10MCが発売されています。どちらもシアター向けのシステムとなっています。時代の変化とともに、テンエムの歴史も大きく変わってきました。

そして今回ご紹介するNS-10Mstudioになります。サランネットをなくしたとてもシンプルなシステムとなっており、studioと書かれているモデルに期待と魅力を感じます。

●ユニット紹介

低域には、18㎝のコーン型ウーファーにて、コニカルタイプのストレートコーンとなっており、針葉樹系の原材料とシート製法によってピストン領域が広く振動板はとても軽く薄い抄紙のホワイトカラーの張り合わせコーン紙にて、エッジはクロスエッジとなっています。

トゥイーターは、3.5㎝のソフトドーム型で、粘弾性の樹脂と熱硬化樹脂の二種類のコーティングが施されています。エッジはタンジェンシャル構造となっており、ソフトドームの振動板と、一体成型されています。

●エンクロージャーとネットワーク

密閉のブックシェルフ型で音響用にとても優れた高密度のパーチクルボードを採用されています。リアルウッド仕上げで、白色の木目がとても綺麗なエンクロージャーとなっています。音質重視に設計されたネットワークは、クロスオーバー周波数2,000Hzに設定されています。

●スペック

ユニット

18㎝コーン型ウーファー
3.5㎝ソフトドーム型トゥイーター

再生周波数帯域 60Hz~20,000Hz
許容入力 60W
瞬間最大入力 120W
インピーダンス
出力音圧レベル 90㏈/W/m
クロスオーバー周波数 2,000Hz
外形寸法 幅381.5mm×高さ215mm×奥行179.5mm
重量 6.3㎏

 

●エンクロージャーカスタム

半艶で白い木目が美しいエンクロージャーですが、木目を美しく出して艶を出すことができます。以前にNS-10Mを使って仕上げてみましたが、木目も美しく出て艶のあるエンクロージャーに仕上げることができました。

浅い擦り傷が多い方や、磨いてみたいという方にとてもおすすめです。ダストカバーの別記事でまとめてあります良かったら合わせて読んで頂けますと嬉しいです。

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最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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