ONKYO

ONKYO D-202AII 現在には無い凄いウーファー

今回は、ONKYO D-202AIIをご紹介しようと思います。時代の変化に合わせたシステムで内部も手の込んだ物となっています。内部まで詳しくご紹介しますので、是非最後までお付き合い頂けますと幸いです。

目次

●システム紹介

●ユニット紹介

●詳細スペック

●システム紹介

発売は1996年、当時ペアでの価格が64,000円と高価なシステムでした。202Aのモデルチェンジとして発売されたこのシステムですが、エンクロージャーの形状と正面の石をモチーフにした塗装がとても魅力です。正面にバスレフダクトがあり、低音豊かなシステムですが、ウーファーユニットもオリジナルで凄く手がかけられています。

●ユニット紹介

低域用のウーファーは、16㎝の完全防磁型の大型磁気回路を採用しています。当時ブラウン管テレビが主流であった時代、映像に影響が出ないよう設計されています。そして磁気回路の後方に重りを設けることで、無駄な振動を抑え、振動エネルギーをロス無く空気に伝えられるよう設計されています。ウーファー単体2.6キロととても重量があります。

振動板は、バイオクロスコーンという特殊な抄紙素材で、振動板外周部には特殊コーティングが施されています。エッジはウレタンエッジとなっていますが、加水分解によって朽ち果ててしまっておりました。今回はゴムエッジに張り替えました。ゴムエッジは質量があり、ゆったりとした力強い低音が期待できます。制動効果は非常に高く、ピークが出にくい為、音の癖が少なくとても扱いやすいエッジです。202Aのユニット取り付け時に外れやすかったエッジ抑えも、銅製のプレートが付けられていますので外れにくく改良されています。

トゥイーターは、2.5㎝のソフトドームのトゥイーターとなっています。

とても優れたこのトゥイーターの振動板は、テトロン素材に、制動剤が塗布されている振動板となっていますが、この制動剤によって、202AXの振動板に凹みが発生している物をよく見かけます。磁気回路はこちらも外部AV機器に影響がでないよう、ダブルマグネット(キャンセルマグネット)となっています。

ソフトドームトゥイーターの凹みを一瞬で治す方法ソフトドームと言っても、全てのソフトドームではなく、テトロン素材や、フィルム素材に有効な方法です。それぞれの、素材の特徴を生かして、熱を加える事で縮む力を利用し、凹みを直します。下記の画像のような凹みに有効で、指で潰したような凹みは、一度テープ等で引っ張ってから作業してください。...

ネットワークはクロスオーバー周波数3,000Hzに設定されており、ウーファーはダイレクトに接続されています。エンクロージャーはMDF素材にて後面にあるターミナルはバナナプラグに対応した真鍮削り出しの高価な端子となっています。




●詳細スペック

仕様ユニット 低域  16㎝コーン型
広域  2.5㎝ソフトドーム型
再生周波数帯域 36Hz~35,000Hz
定格入力 30W MAX80W
インピーダンス
出力音圧レベル 90㏈/W/1m
クロスオーバー周波数 3,000Hz
サイズ W210mm×H333mm×D290mm(ネット含む)
重量 8.9㎏ (一台)
エッジサイズ コーン直径117mm
ロール外形137mm

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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