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山水 SANSUI SP-1001 歴史が見える 凄い内部

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今回は60年代に山水から発売されたSP-1001についてご紹介いたします。山水のチャームポイントである木格子を用いたシステムで、内部まで見た事がある方は少ないと思います。今回はサンスイのSP-1001についてのシステムスペック、魅力、ビンテージシステムの凄い内部をご紹介致します。

目次

●システム紹介

●ユニット紹介

●詳細スペック

●システム紹介

発売は60年代とされ、当時ペアでの価格が24,900円と高価なシステムでした。バスレフを搭載した3WAYシステムで、音圧レベル100㏈という高能率で大迫力な低域から伸びのある広域まで楽しむことができます。

当時、計測でもヒヤリングでもベストなスピーカーシステムと言う理念のもと開発されたこのシステムで、音の解像力の向上、低歪化と指向特性の改善、楽器の主成分が高まる中域部を良くする為のウーファーとトゥイーターの改善など、数多く施されています。

使用ユニットは、低域に25㎝のコーン型ウーファー、中域の16.5㎝径のスコーカー、高域に2.5㎝の特殊金属を用いたドーム型のユニット構成となっています。

エンクロージャーは左右非対称となっており、正面にバスレフポートを搭載しています。山水システムのチャームポイントである木格子がとても魅力です。

たった100円で傷が目立たなくなる 箱や木格子の傷消し方法  今回は、エンクロージャーの傷消し方法についてご紹介しようと思います。使用するシステムは、ONKYOのD-202AXの小さな擦り傷と、サンスイの木格子を使ってご紹介致します。、この傷消し方法は、ウォールナットの突板のエンクロージャーや、今回ご紹介するサンスイなどの木格子など、100円(税抜)でとても綺麗になりますので非常におススメです。...

●ユニット紹介

低域用のウーファー【型式 W-1001】は、25㎝口径のウーファーで、11,000gaussという強力な磁束密度でとても大きなアルニコマグネットが使われています。f0を下げ、ボイスコイルのストローク幅を広くし、コーン紙の強度の改善、エッジはクロスエッジにて制動剤が塗られています

中域用のユニット【型式 S-1001】は、16.5㎝のコーン型スコーカーとなっています。金属のカバー(バックキャビティ)を備え、低域からの背圧による影響を遮断しています。センターキャップはアルミドームラジエーターを採用し、低歪化、過渡特性、指向特性を改善されています。磁気回路はアルニコにて、過去にカバー内部を撮ったとても希少な画像がありましたのでご紹介します。

高域用のユニット【型式 T-1001】は、2.5㎝径のアルミドームトゥイーターにて、硬質かつ軽量の振動板となっています。ドーム型にすることで指向特性に優れ、自然でクリアな音色となっています。磁気回路は大型のフェライトマグネットにてドライブさせています。

 

ネットワークは音の繋がりを重視した設計で、計測、聴覚によって最適なクロスオーバー周波数600Hz/5,000Hzに設定されています。アッテネーターは中域用と高域用とあり、3㏈の音圧変化のCLEAR、NATURAL、SOFTの3ポジションとなっています。2way、3wayのマルチアンプに対応したネットワークとなっています。

エンクロージャーは正面にバスレフポートを搭載し、左右非対称となっています。ウォールナットの美しい外観となっています。ウォールナットの突板の傷の修復に悩まれている方はこちらを合わせて読んでください。

スピーカーメンテナンスに役立つ工具 まとめスピーカーの箱の修理、ユニット修理、いろいろな場面で使うことができるおススメ工具をまとめました。ご紹介した工具を使えば質の高いスピーカーを修理することができます。DIYにも是非お役に立てると思います。...

●詳細スペック

方式 3way バスレフ方式 ブックシェルフ型
使用ユニット 25㎝コーン型ウーファー
16.5㎝コーン型スコーカー
2.5㎝ドーム型トゥイーター
インピーダンス
最大入力 40W
出力音圧レベル 100dB
再生周波数帯域 35Hz~20,000Hz
クロスオーバー周波数 600Hz/5,00Hz
外形寸法 W357mm×H617mm×D305mm
重量 17.5kg

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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