DIATONE

DIATONE PW-125 でかすぎるアルニコ磁気回路

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今回は前回ご紹介した、DIATONE 2S-305の続きで、このシステムに搭載している30㎝ウーファー、PW-125について詳しくご紹介します。現在の造りでは見ることができない、凄く大きなアルニコの磁気回路をはじめ、当時販売されていたオリジナルの状態になるようメンテナンスしましたのでご紹介したいと思います。

●システム紹介

DIATONE 2S-305の発売は1958年とされています。こちら別記事でご紹介しています。合わせて読んで貰えると凄く嬉しいです。

DIATONE 2S-305 詳細スペックと豪華な内部ユニットNHKとの共同研究によって開発されたシステム、DIATONE 2S-305についてボックス内部まで詳しくご紹介します。低域は30㎝の特大アルニコウーファー(型式 PW-125)が搭載されています。高域用トゥイーター(TW-25)は、5㎝のコーン型トゥイーターが採用されています。...

プロが使うモニターシステムに搭載している30㎝の大型ウーファーで、後方に大きなバックキャビティを搭載しています。

上記の写真は、振動板の延長でできたフィックスドエッジ部にウレタンが付いていませんが、本来はウレタンがエッジの上に貼られています。実際にエッジに接着材でついているわけでも無く、振動板の外周とパッキンで挟み込んでいます。

実際に張り替えてみました。

このメカニカルフィルターはトーンクオリティで販売しております。

そして同時にPW-125はユニットのみの販売があったようで、異なるデザインのユニットがあります。各部のパーツも少し違っており、画像左の単品販売でのユニットはターミナルも大きくなっており、又重量があるユニットですので、持ちやすいよう取っ手も左右に二つ付いています。

●大きな特大アルニコマグネット

ネジ一本で簡単に外せるので実際に後方のバックキャビティを外してみました。

写真だとわかりずらいと思いますのでノギスを一緒に撮っておりますが、150mmの大型のヨークに内部に収まっているアルニコマグネットは65φ×35mmの非常に大きなアルニコマグネットが搭載してありました。

これらにより、ユニット重量8.5㎏と重量があります。今回ご紹介できたPW-125は現在ではなかなか手に入らないとても希少なユニットと思います。入手をお考えの方など参考にして頂ければと思います。

●詳細スペック

方式 30㎝ コーン型ウーファーユニット
再生周波数帯域 40Hz~1,500Hz
定格入力 20W
インピーダンス
クロスオーバー周波数 1,500Hz
出力音圧レベル 102㏈/(50㎝)
サイズ 直径313φ×奥行168.5mm
バッフル開口径  275mm
重量 8.5㎏

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