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DIATONE

DIATONE 2S-305 詳細スペックと豪華な内部ユニット

今回はNHKとの共同研究によって開発されたシステム、DIATONE 2S-305についてご紹介します。通称R305とも呼ばれています。プロが使うモニタースピーカーとして職人が一つ一つ丁寧に手作業で組み立てられています。使用している内部のユニットは特大の磁気回路を持つ凄いユニットが搭載されていました。現在では非常に希少なシステムで内部がどのような造りであるのか詳しくご紹介致します。

●システム紹介

発売は1958年、当時一本価格47,000円の超高級システムです。80年代頃まで発売されていたようですが、80年代で一本価格350,000円となっています。

上記の写真は残念ながら正面のサランネットは朽ち果ててなくなってしまっていますが、ユニットを正面から見ることができるので良しとします。サランネットの張替に困っている方がいましたら別記事でサランネットの張替方法をまとめた記事がありますので合わせて読んで頂けると嬉しいです。

サランネットの種類と張り替え方法今回は、スピーカーの正面に付いているサランネットについて、様々な種類の紹介と、固定するオススメの工具、張り替え方法をご紹介したいと思います。経年によってボロボロになってしまったり、汚れてしまったりと、スピーカーの正面に付いていて最も見える部分です。簡単に張り替えられますので参考にしてもらえたらとても嬉しいです。...

この大型の2WAYモニターシステムは、国内外の放送局をはじめ、音響専門メーカーや研究所で再生用として採用されてきたプロ仕様のシステムになります。その為高い技術精度を要する為、エンクロージャーの組み立てから内部の配線に至るまで職人が一つ一つ手作業による組み立てとなっています。

ユニット構成は低域30㎝のコーン型ウーファー、高域用に5㎝コーン型トゥイーターを搭載した2WAYシステムで、1500Hzでクロスされた専用ネットワークで構成されています。

●ユニット紹介

低域は30㎝の特大アルニコウーファー(型式 PW-125)が搭載されています。こちら写真だと小さく見えますが、実物は30㎝径の大型ウーファーにこのバックキャビティですのでとても大きな見た目と重量があります。フレームには取っ手がついています。

振動板は、コルゲーションの入った抄紙に、エッジはコーンの延長でできたフィックスドエッジが採用されています。正面のエッジ回りにボロボロのウレタンが見えるかと思いますが、本来はエッジの上にウレタンが付けられいます。

PW-125についてさらに詳しくご紹介しています。合わせて読んで頂けるととても嬉しいです。

DIATONE PW-125 でかすぎるアルニコ磁気回路今回はダイヤトーン pw125について詳しくご紹介します。現在の造りでは見ることができない、凄く大きなアルニコの磁気回路をはじめ、当時販売されていたオリジナルの状態になるようメンテナンスしましたのでご紹介したいと思います。...

高域用のトゥイーター(TW-25)には、5㎝のコーン型トゥイーターが採用されています。正面には保護ネットが付いており、重量のある大きな磁気回路は、鉄、クローム、コバルトで形成されている変わった磁石が採用されています。

TW-25専用ネットワークであるHP-170はクロスオーバー周波数1,500Hzに設定されています。エンクロージャーはバスレフ方式が採用され、左右に丸みを持たすことで回析効果による影響が無いよう設計されています。

●詳細スペック

方式 2way バスレフ方式 フロア型
ユニット 低域  30㎝コーン型 (型式 PW-125) 
高域  5㎝コーン型   (型式 TW-25)
再生周波数帯域 40Hz~16,000Hz
定格入力 20W
最大入力 60W
インピーダンス
クロスオーバー周波数 1,500Hz
出力音圧レベル 96㏈/W
サイズ W650×H880×D445mm
重量 50㎏

●音質と個人的感想

プロが使うモニタースピーカーについては、少々違った性能が要求されると思います。各種の性能の中でも重要度の順番が異なり、とくにモニタースピーカーではカラーレーションがないことが重要視されていると思います。

音に色付けをするという意味で、これらによって周波数特性のなかのある周波数に大きな山があると、音はこの周波数の山によって色付けされてしますことになります。またある周波数で過度特性が落ち込んでいる場合にも音に色付けされてしまいますので、本来の音を聞くことができません。

聴いた時の感想は、上記説明の通り音に非常に忠実性であると感じました。それと同時にモニタースピーカーのありかたについても理解することができました。

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