〇発売は1970年代、当時の価格が一台53,600円でした。

〇38cm径のコーン型ウーファーユニットで大型のアルニコ磁気回路が採用されています。

〇A7の8Ω仕様に搭載されています。

振動板は604-8Gと同様の素材で、おそらくホーレー社製の物と思います。薄い素材で表面に細かな凹凸がある振動板に、フリーエッジにダンプ剤が塗られたエッジでとてもしなやかに動きます。ボイスコイルは銅リボンエッジワイズ巻きを採用しています。

ALTECで使用されているダンプ剤は50年以上時の経過がありながら完全に硬化しないでまだ生きているのが特徴的です。この良質なダンプ剤にホコリがついてしまうと取りづらいですが、ピンセットを使うと簡単に綺麗になるのでおすすめです。

このダンプ剤につきましては当時各メーカーが使用していた本物のダンプ剤を現在出品しています。メンテナンス等とても綺麗に仕上がるので大切なスピーカーのメンテナンスにおすすめです。

下記記事で詳しくご紹介していますので、気になって頂けた方は合わせて読んで頂けると幸です。

50年前のエッジ制動剤　詳細とおすすめの使い方希少な当時のエッジ制動剤を使って何ができるのか詳しくまとめました。ALTEC 604シリーズのエッジの修理や、フィックスドエッジに補強と補修、フリーエッジなどにお役立てください。...

頑丈なフレームはダイカスト製でフロントマウント、リアマウント共に使用可能です。

磁気回路は完全防磁型で、カバー内部は127φの大型のアルニコ磁気回路が採用されています。

仕様	38cmコーン型ウーファー
再生周波数帯域	20Hz～1,600Hz
定格入力	30W
許容入力	50W
インピーダンス	8Ω
推奨クロスオーバー	500Hz/800Hz
サイズ	最大406φx奥行171mm 取付穴対角にて385ｍｍ
重量	7.9㎏