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松下 ナショナルの珍しいアルニコフルレンジ

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今回は、以前にご紹介したNational20㎝の二重抄紙の振動板を持った珍しいアルニコフルレンジのご紹介の続きで、おそらく50年代~60年代の変わった磁気回路を持った珍しいアルニコフルレンジをご紹介致します。

年代は全く不明の見たことが無い磁気回路の形状で1950年代~60年代の松下のユニットと思われます。型式【8P-31S】という2.5Ωのユニットで、綺麗な緑色で塗装されたフレームは振動板を含めとても良い状態で健在しています。現在ではなかなかお目にかかれない珍しい18㎝のフルレンジと思います。

とても手の込まれている作りとなっていて、フィックスドエッジに、薄く軽い振動板にはコルゲーションが入っています。このコルゲーションによって、振動板を補強しつつ周波数特性の凹凸、共振や音のひずみを抑えるすごい効果を持った振動板となっています。

フレームは、緑色で美しく塗装され、ダンパーは布製のコルゲーションダンパーとなっいます。とても簡単な説明なんですが、今回はNationalの珍しい18㎝のフルレンジのご紹介となりました。こんなアルニコの珍しい磁気回路もあったと思って頂けただけでもとても嬉しいです。今後未来に残す貴重な情報になると思います。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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