「低音が少し強いな」「高音がキンキンして疲れるな」「3dB下げたいけれど、どの抵抗を使えばいいかわからない」そんな悩みをお持ちの方の役に立てる、L-padアッテネーター計算機を作りました。

使用しているスピーカーのインピーダンスと、何㏈下げたいかを入力するだけで、簡単に必要な抵抗値を自動計算してくれるツールです。このツールによって、自作やシステム調整の幅を大幅に広げることができます。

ブラウザ上で動作するため、アプリのインストールなどは必要ありません

画像に触れると起動します。

L-padアッテネーターとは

Lパッドアッテネーターとは、主にスピーカーシステムでユニット間の音圧レベルを調整するための回路です。

例えば、ウーファーが90dB、トゥイーターが93dBという組み合わせの場合、そのまま使用するとツイーターの音圧が高く、高域が強く聞こえる可能性があります。そこでツイーター側のレベルを約3dB減衰させ、ウーファーとの音圧バランスを整えることができます。

「音量を下げるだけなら、スピーカーと直列に抵抗を入れればいいのでは?」と思うかもしれません。

確かに直列抵抗だけでも音圧を下げることはできます。

しかし、抵抗を単純に直列接続すると、ネットワーク側から見たインピーダンスも変化してしまいます。スピーカーのクロスオーバーネットワークは、基本的に設定したインピーダンスを基準としてコンデンサーやコイルの値が決められています。そのためインピーダンスが変化すると、クロスオーバー周波数にも影響します。

Lパッドでは、直列抵抗 Rs、並列抵抗 Rpの2本を組み合わせることで、ネットワーク側から見たインピーダンスをできるだけ維持しながら、スピーカーユニットへ送られる信号を減衰させます。これがLパッドを使用する大きなメリットです。

計算機の使い方

使い方は非常に簡単です。使用するスピーカーのインピーダンスを入力し、希望の減衰値を入力するだけで、ネットワーク構成まで図で自動計算してくれます。

こんな時に便利です

●自作スピーカーのネットワーク設計
●詳細な音圧調整
●ウーファー・ミッドレンジ・ツイーター間のレベル調整
●クロスオーバーネットワークの製作
●ホーンスピーカーや高能率ドライバーのレベル調整

抵抗器の許容電力にも注意

Lパッドを製作するときに注意したいのが、抵抗値だけでなく抵抗器の許容電力(W数)です。抵抗器にも電力が加わり、その一部が熱として消費されます。

そのため、小さな電子回路で使用するような低ワットの抵抗ではなく、スピーカー用途に適した十分な許容電力を持つ抵抗器を選ぶ必要があります。

特に大音量で使用するシステムや高出力アンプを接続する場合は、抵抗値だけで判断せず、実際に抵抗器へ加わる電力も考慮してください。

セメント抵抗や巻線抵抗など、スピーカーネットワークで使用される抵抗器にはさまざまな種類があります。ネットワークを自作するときは音質や安全性を含めて検討する必要があります。

抵抗一覧

青文字商品リンク

セメント抵抗
各メーカーも使用されている最も一般的な抵抗です。許容電力も大きく、熱に非常に強いです。

メタルクラッド抵抗
少し高級な抵抗です。許容電力も大きく、熱に非常に強い、高価な抵抗です。

酸化金属皮膜抵抗(酸金抵抗)
小出力(1W〜5W程度)に最適です。燃えにくい素材でパルス制電力に強い特徴があります。

アンプの出力に対して十分な余裕(2倍〜4倍以上)を持ったワット数を選んでください。

tone qualityでは、スピーカーやオーディオをもっと楽しめるよう、専門的な計算をできるだけ簡単にし、誰でも自由に使えることを目標にシステム開発を行っています。

今回製作したシミュレーターも、無料で自由にお使いいただけます。これらのシステムを現在利用できるのは、当サイトを知っているお客様のみ活用することができます。

是非オーディオを愛するお友達に共有頂けると嬉しいです。ビンテージオーディオを一緒に盛りあげましょう。

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