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やさしく分かりやすい スピーカー用語集 

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今回は、少し難しいスピーカー用語について、詳しくご紹介したいと思います。又、パーツを探している方もいるかと思いますので、誰でも購入できるように商品をリンクさせてあり、ブルーの文字は購入できるようにしてあります。Amazonプライム会員に登録すると送料が無料になるものもありますのでとてもおすすめです。

●ダイナミックスピーカー
一般的に流通しているスピーカーです。磁気回路の中に置かれたボイスコイルに音声信号を流して、フレミングの法則によって振動板を駆動させるスピーカーです。

振動板
ボイスコイルによって駆動され、振動して音を発生させる部分で、コーン型やドーム型があります。材質は紙、ウッド、カーボン、チタン、ポリプロピレン、ケプラー、アルミ、布など、その他様々な振動板があります。

センターキャップ
コーン型の振動板の中央に付けられ、主な役割は振動板の補強、ホコリの混入防止、材質によって高域特性の向上させる役割があります。材質は紙、布、ウレタン、アルミ、その他様々な材質があります。

エッジ
振動板の外周を支えるもので、振動板が上手く振動する為に支持する役割があります。材質もゴム、ウレタン、布、コーン紙の延長でできているフィックスドエッジ、その他様々な材質があり、材質の違いによって周波数特性や音質が変化します。

ダンパー
ボイスコイルを保持している部分で、狭いギャップの中でボイスコイルが正確に来るようにしてくれています。材質は波型のクロス、蝶型ダンパーと、種類があります。

ボイスコイル
音の発生源となるコイルで、筒状のボビンに線が巻いてあります。これを磁気回路の中に位置させて、信号電流を流すとフレミングの法則で動き振動板へ伝えます。

●磁気回路
マグネットヨーク、プレートによって磁束の流れが作られており、これらを全てまとめたものが磁気回路と呼ばれています。

●磁束密度
マグネットのN極からS極へ放出されている磁力線の集まりを磁束といい磁束密度は、単位面積あたりの磁束の量を表した物で、この量が強いほど磁力が強くなります。単位はgaussで表記されています。

●磁気ギャップ
ユニットの磁気回路におけるプレートとセンターキャップにできた狭い隙間で、ここに磁束を集束させて磁束密度を大きくし、この狭いギャップの中にボイスコイルを位置させて振動させています。このギャップが狭いほど能率が良くなります。

●フレーム
スピーカーの振動系と駆動系の全体を支えるパーツで、エンクロージャーに接続する部分で、音の反作用が最も影響する部分で、頑丈であればあるほど振動を抑えてくれます。

●アルニコ・マグネット
鋳造型のマグネットで強い磁束密度を持ちます。アルミ・ニッケル・コバルトで造られ、コバルトの高騰から高価なマグネットになっています。

フェライト・マグネット
焼結マグネットで、酸化鉄と酸化バリウムを主成分として粉末を成型したマグネットです。コストが低く、薄型のスピーカーを作るのに適しています。外周部を大きくするほど磁束密度が上がります。

ネオジム・マグネット
永久磁石のうちでは最も強力とされています。

●クロスオーバー周波数
2wayや3wayのマルチウェイスピーカーの場合に各帯域のスピーカーユニットをどの周波数でクロス(カット)させているかを示すものです。

●再生周波数帯域
再生可能な周波数の下限(低い音)から上限(高い音)までを記載したものです。

ネットワーク
正式名称はディバイディング・ネットワークと呼び、マルチウェイスピーカーを分割する為の回路です。

アッテネーター
中域用と高域用の音圧を変化させるボリュームのような役割があります。

ターミナル
入出力端子です。プッシュ式、ネジ式など様々な種類があります。

バイワイヤリング対応
入力端子が4個あり、低域と高域を独立させて駆動できる方式をいいます。配線で繋げると普通のスピーカーとして使用することができます。

●エンクロージャー
スピーカーに使用する箱のことで、キャビネットとも呼ばれています。箱の種類も多様に渡って様々な種類があり、密閉型、ブックシェルフ型、バックロード型、フロンドロード型、その他沢山の種類があります。

サランネット
エンクロージャー正面に付けられている布製のカバーです。ユニットの保護にはかかせない重要な部分で、現在ではいろいろな種類のサランネットを比較的安価に仕入れることができます。

吸音材
エンクロージャー内部の音波の振動を熱エネルギーに変換して不快な反響音を減衰させる役割があります。材質はグラスウール、ロックウール、フェルトなどがあります。

定在波
音の反射を繰り返して、特定の周波数が強調されたり減衰する現象をいいます。別記事で詳しくご紹介しています。雑音の解消などにお役にたてると思います。

バスレフポート
バスレフ型のスピーカーには、ポートと呼ぶ穴があいています。この穴に繋がる筒状のものをダクトと呼び、このダクトの径や長さで低音域を調整することができます。

●密閉型
エンクロージャー形式の一つで、空気漏れのない箱になっています。密閉型のブックシェルフ型に多い、エアサスペンション方式は、内部の空気がバネの働きをしてスピーカーの動きをコントロールしてくれます。

●ブックシェルフ型
本棚にもセットできるスピーカーとして呼ばれていますが、リアバッフル以外の仕上げを行い、縦置きでも横置きでも使用できるようにしたシステムをいいます。

●アコースティックサスペンション
エンクロージャー内部に吸音材を充満させたスピーカーをいいます。

●ドライバーユニット
ホーンを取り付けることができる、高域用のスピーカーです。

●ドーム型スピーカー
スコーカーやトゥイーターに採用されている半円球の形をした振動板で、指向性が広いのが特徴です。

●指向性
音の拾いやすさや、聞こえやすさをいい、特定の角度や方向によって音への感受性が違います。

●ダイヤフラム
主に振動板そのもののことをいいますが、ドライバーユニットに使用されているドーム型の振動板をダイヤフラムと呼びます。

エッジレススピーカー
エッジのないスピーカーです。空気漏れを防ぐため摺動部があり、ダンパーを二重にして振動板を保持しています。

●フルレンジスピーカー
一つのユニットで低域から高域までカバーできるスピーカーをいいます。

●最低共振周波数(f0)
スピーカーの振動板、エッジ、ボイスコイル、ダンパーや反発性を含めた共振周波数で、この周波数が低音再生の限界になり、共振のためインピーダンスは最大になります。

●Q0
Qの値の理想は0.65~0.7と言われています。箱に収められている状態で0.7くらいが平坦な特性となっています。Q0が低いという事は、共振を素早くコントロールし、素早く止めるという事になります。ではQ0は低い方が良いのではないかと思ってしまいがちですが、Q0が低いということは確かに制動が効いた音で調整の幅が増える分、音圧が低下します。

●インピーダンス
スピーカー内部の回路を信号が流れる時の電気抵抗のことで、数値が高いほど抵抗が大きく音は小さくなります。単位はΩ(オーム)です。

出力音圧レベル
91㏈/W/mと表記されてい場合は、1メートル離れた場所で、1W加えた時の出力音圧レベルは91㏈でしたという読み方になります。㏈は音の大きさです。

●許容入力
連続して加えてもスピーカーが壊れない入力で、極めて短時間加えても良い入力を最大許容入力と呼んでいます。

●内部損失
スピーカーの振動板は適度な内部損失が必要で、これが少ないと固有振動でピークやディップが多くなり、逆に大きすぎると音が振動板で減衰してしまいめりはりのない音になってしまいます。素材によって異なり、金属振動板の場合は内部損失が少なく、布などは内部損失が大きいです。反動による付帯音を熱に変換することです。

●点音源
音が点のように一か所から聞こえることをいいます。この聞こえる部分が狭いほどまとまりのある音だと思います。

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